今日のできごと


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2023/12/12(火)

 

やむを得ず主がゆるされることもある

1.サムエルの時代イスラエルの民は王を求めた

 本来は主のみむねにかなっていない事なのに、あまりにも民が求めるので
 やむを得ずその求めを、主がかなえられることがあります。
 サムエルの時代、王を求めたイスラエルの人々がそうでした。

 ところが、アンモン人の王ナハシュが攻めて来たのを見ると、
 あなたたちの神、主があなたたちの王であるにもかかわらず、
 『いや、王が我々の上に君臨すべきだ』とわたしに要求した。
 サムエル記上 12章12節

2.イスラエルの民が王を求めたことは罪だった

 本来は、神が王であるはずなのに
 「神を王とするのではなく人間を王としたい」と願ったのです。
 これは、神に対する罪でした。
 あなたたちは、自分たちのために王を求めて
 主の御前に犯した悪の大きかったことを知り、悟りなさい。」
 サムエル記上 12章17節(後半)

 王を求めたことは、明らかに悪であったにもかかわらず
 神はやむを得ず人々の願いを聞き、サウルを王として立てられたのです。

 今、見よ、あなたたちが求め、選んだ王がここにいる。
 主はあなたたちに王をお与えになる。
 サムエル記上 12章13節


3.イスラエルの民は自分たちの過ちを知った

 その後、激しい雨と雷によって神はその悪の大きさを人々に示されました。
 人々は恐れおののき、自分たちの犯してしまった罪を認識するのです。
 そして悔い改めました。

 民は皆、サムエルに願った。
 「僕たちのために、あなたの神、主に祈り、我々が死なないようにしてください。
  確かに、我々はあらゆる重い罪の上に、更に王を求めるという悪を加えました。」
 サムエル記上 12章19節

むすび.神の御心にかなう願いを祈りたい

 私たちも、イスラエルの民のような願いをしないように注意する必要があります。
 やむを得ず私の祈りに神が答えて下さった後になって、やっぱりやめておけば良かった
 あんなものを、熱心になって願い求めるのではなかった、

 と後悔することのないように、
 本当は空腹でパンが必要なのに、「石を下さい」と願うようなことがないように
 本来求めるべきものを、熱心に願い求めるものとなっていきたいと願います。

 【今日の聖書】
 今は小麦の刈り入れの時期ではないか。
 しかし、わたしが主に呼び求めると、主は雷と雨とを下される。
 それを見てあなたたちは、自分たちのために王を求めて
 主の御前に犯した悪の大きかったことを知り、悟りなさい。」
 サムエル記上 12章17節


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