今日のできごと


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2022/6/29(水)

 

エジプトの第2の災い「蛙が這い上がる」

 イスラエルの民が、モーセに率いられて出エジプトする前に
 10の災いが、エジプトの国に襲い掛かります。
 第2の災いは「蛙が這い上がる」という災いでした。 

 エジプトの国を覆うほどの蛙というのは、考えただけでもぞっとします。
 見た目に気持ちが悪いだけでなく、家の中にうじゃうじゃと入りこまれてしまったら
 生活ができなくなってしまいます。

 ナイル川に蛙が群がり、あなたの王宮を襲い、
 寝室に侵入し、寝台に上り、更に家臣や民の家にまで侵入し、
 かまど、こね鉢にも入り込む。
 出エジプト記 7章28節

 寝室に侵入し寝台に上られたら、寝られなくなります。
 かまどやこね鉢にも入り込まれてしまったら、食事ができなくなってしまいます。
 1匹2匹ならまだしも、数百匹数千匹の蛙が家に入ってきてしまったら生活できません。

 さすがのファラオも、これにはまいったようでモーセとアロンを呼んで、
 「主に祈願して、蛙がわたしとわたしの民のもとから退くようにしてもらいたい。
  そうすれば、民を去らせ、主に犠牲をささげさせよう」と言いました。

 とにかく蛙を退かせてくれ、そうしたら要求をのもうというのです。
 けれども、モーセとアロンがその通りにしたらどうなったでしょうか?

 ファラオは一息つく暇ができたのを見ると、心を頑迷にして、
 また二人の言うことを聞き入れなくなった。
 主が仰せになったとおりである。
 出エジプト記 8章11節

 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざの通り
 ファラオはまたしても、約束を反故にしてしまうのです。
 このファラオの姿に、人間の罪の性質を見ることができます。

 何か罪を犯してしまって、その結果ひどい目に合ってしまったにもかかわらず
 ほとぼりがさめると、またしても同じ罪を犯してしまうのです。
 これは、聖書の士師記にもみられる人間の罪の性質です。

 ファラオだけでなく、自分自身の中にも、
 また世界中の人々の中にも、悲しいことにそのような罪の性質があります。
 私たちはそのような罪の性質と、戦って勝利していかなければなrないのです。

 【今日の聖書】
 アロンがエジプトの水の上に手を差し伸べると、
 蛙が這い上がってきてエジプトの国を覆った。
 出エジプト記 8章2節


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