ヨセフはエジプトの民を救った
1.ヨセフはただの奴隷として連れて来られた人物だった
ヨセフはエジプトの国に、奴隷として連れて来られた人物です。
さらに冤罪ではありましたが、牢に入れられていた人物です。
ところがこのヨセフが、エジプトの人々を飢饉から救ったのです。
2.ヨセフはエジプト王ファラオの夢を解き明かした
エジプト王ファラオが、不思議な夢を見てその意味を知ろうとした時に
以前王の給仕役の長の夢を解き明かした、ヨセフが王に呼ばれます。
そしてその夢が、7年の豊作の後に7年の飢饉が来ることを示すものだと語るのです。
3.ヨセフによってエジプトの人々は食糧難を免れることができた
その結果、ヨセフは王の次の位に任命され、豊作の時に食糧を蓄えて
無事に、7年の飢饉を乗り切るのです。
ヨセフによって、エジプトの民は飢饉の危機を回避することができたのです。
むすび.たった一人のヨセフがエジプトの国全体を救った
たった一人のヨセフが、エジプトという国全体を救ったのです。
ひとりの主を信じる人がいるかいないかで、大違いなのです。
そのひとりが主に用いられると、国全体を救うこともできるのです。
【今日の聖書】
ヨセフはファラオに言った。
「ファラオの夢は、どちらも同じ意味でございます。
神がこれからなさろうとしていることを、ファラオにお告げになったのです。
七頭のよく育った雌牛は七年のことです。
七つのよく実った穂も七年のことです。
どちらの夢も同じ意味でございます。
その後から上がって来た七頭のやせた、醜い雌牛も七年のことです。
また、やせて、東風で干からびた七つの穂も同じで、これらは七年の飢饉のことです。
これは、先程ファラオに申し上げましたように、
神がこれからなさろうとしていることを、ファラオにお示しになったのです。
今から七年間、エジプトの国全体に大豊作が訪れます。
しかし、その後に七年間、飢饉が続き、エジプトの国に豊作があったことなど、
すっかり忘れられてしまうでしょう。
飢饉が国を滅ぼしてしまうのです。
この国に豊作があったことは、その後に続く飢饉のために全く忘れられてしまうでしょう。
飢饉はそれほどひどいのです。
ファラオが夢を二度も重ねて見られたのは、神がこのことを既に決定しておられ、
神が間もなく実行されようとしておられるからです。
このような次第ですから、ファラオは今すぐ、聡明で知恵のある人物をお見つけになって、
エジプトの国を治めさせ、また、国中に監督官をお立てになり、
豊作の七年の間、エジプトの国の産物の五分の一を徴収なさいますように。
創世記 41章25〜34節