パウロは真逆の立場に変化した
1.パウロはイエスに反対する立場だった
パウロは元々、イエスに反対していました。
イエスを信じる者たちを、抹殺しようとしていたのです。
ダマスコに行ったのも、イエスを信じる者たちを一掃するためでした。
さて、サウロはなおも主の弟子たちを脅迫し、
殺そうと意気込んで、大祭司のところへ行き、
ダマスコの諸会堂あての手紙を求めた。
それは、この道に従う者を見つけ出したら、
男女を問わず縛り上げ、エルサレムに連行するためであった。
使徒言行録 9章1〜2節
2.パウロはイエスに従う立場に変わった
ところがそのイエスに不思議な形で出会い、イエスを信じる者とされるのです。
ところが、サウロが旅をしてダマスコに近づいたとき、突然、
天からの光が彼の周りを照らした。
サウロは地に倒れ、「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」
と呼びかける声を聞いた。
「主よ、あなたはどなたですか」と言うと、答えがあった。
「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。
使徒言行録 9章3〜5節
今まではイエスを信じる者を、殺そうとしていたパウロでしたが
今度は逆に、イエスを信じるがゆえに殺されそうになるのです。
パウロの立場は一変します。
ユダヤ人たちと共に、イエスを信じる者たちを殺そうとしていたパウロが、
今度はそのユダヤ人たちから、殺されそうになるのです。
3.パウロはイエスを信じて驚くほど転換した
イエスを信じたことによって、一瞬にして立場が逆転してしまったのです。
ダマスコにいた人々は、非常に驚きました。
これを聞いた人々は皆、非常に驚いて言った。
「あれは、エルサレムでこの名を呼び求める者たちを
滅ぼしていた男ではないか。
また、ここへやって来たのも、彼らを縛り上げ、
祭司長たちのところへ連行するためではなかったか。」
使徒言行録 9章21節
イエスを信じる者たちを、殺そうとしていたパウロが、
イエスに出会って、イエスを信じる者となった結果
イエスを信じるその信仰のゆえに、今度は殺されそうになっています。
むすび.イエスを信じると驚くべき転換がなされる
イエスを信じる人々を殺してでも、イエスを信じる道を一掃したい
そう思っていたパウロが、殺されそうになってでもイエスを信じ続け、
イエスを伝えていきたいという、信仰者パウロに変わったのです。
パウロになされた神のみわざと、その結果によるパウロの変化は
驚くばかりです。
神によって人は変えられます。驚くほどに変えられるのです。
【今日の聖書】
しかし、サウロはますます力を得て、
イエスがメシアであることを論証し、
ダマスコに住んでいるユダヤ人をうろたえさせた。
使徒言行録 9章22節