イサクへの主の祝福A
イサクは、ゲラルに寄留して住んでいました。
そこで、イサクはゲラルに住んだ。
創世記 26章6節
しかし、財産が増えて妬みを買い、
そこから、ゲラルの谷に移住します。
イサクはそこを去って、ゲラルの谷に天幕を張って住んだ。
創世記 26章17節
ゲラルの谷でも、井戸のことでゲラルの羊飼いたちと争いが生じ
レホボトと名付けた井戸を掘り当て、そこに移住します。
イサクはそこから移って、更にもう一つの井戸を掘り当てた。
それについては、もはや争いは起こらなかった。
イサクは、その井戸をレホボト(広い場所)と名付け、
「今や、主は我々の繁栄のために広い場所をお与えになった」と言った。
創世記 26章22節
そしてさらに、そこからベエル・シェバに移住します。
このベエル・シェバこそ、アブラハムが主の御名を呼んだ場所だったのです。
アブラハムは、ベエル・シェバに一本のぎょりゅうの木を植え、
永遠の神、主の御名を呼んだ。
創世記 21章33節
イサクがレホボトの井戸から、そのベエル・シェバに上った時
その夜に、イサクに主が現れて祝福されました。
@恐れてはならない、わたしはあなたと共にいる
Aわたしはあなたを祝福し、子孫を増やす
理由:わが僕アブラハムのゆえに
イサクへの祝福は、ゲラルに続きベエル・シェバでも繰り返されました。
どちらにおいても、その祝福はアブラハムのゆえなのだと明言されています。
父の信仰による祝福が、その子にしっかり及んでいることが明示されています。
私たちの信仰に伴う祝福は、自分の世代で終わってしまうものではなく
次の世代、また次の世代へと、引き継がれていくものなのです。
世代を超えて、神の祝福は続いてゆくのです。
【今日の聖書】
イサクは更に、そこからベエル・シェバに上った。
その夜、主が現れて言われた。
「わたしは、あなたの父アブラハムの神である。
恐れてはならない。
わたしはあなたと共にいる。
わたしはあなたを祝福し、子孫を増やす
わが僕アブラハムのゆえに。」
創世記 26章23〜24節