ロトの妻
ロトと娘二人は、ソドムとゴモラが滅ぼされた時に無事脱出して助かります。
しかしロトの妻は、巻き添えになって滅ぼされてしまうのです。
ソドムの町から出られたにもかかわらず、巻き添えになってしまっています。
主はソドムとゴモラの上に天から、主のもとから硫黄の火を降らせ、
これらの町と低地一帯を、町の全住民、地の草木もろとも滅ぼした。
ロトの妻は後ろを振り向いたので、塩の柱になった。
創世記 19章24〜26節
ロトの妻は自分の元住んでいた所が、気になったのでしょう。
後ろを振り返ってしまい、塩の柱になってしまいました。
彼女の敗因は、御使いたちの言葉を軽んじていたことにあります。
彼らがロトたちを町外れへ連れ出したとき、主は言われた。
「命がけで逃れよ。後ろを振り返ってはいけない。
低地のどこにもとどまるな。山へ逃げなさい。
さもないと、滅びることになる。」
創世記 19章17節
「命がけで逃れよ」と命じられていたのです。
そして「後ろを振り返ってはいけない」と命じられていました。
その言葉を軽視してしまい、真剣に心にとめていなかったわけです。
主は言われた。
「ソドムとゴモラの罪は非常に重い、と訴える叫びが実に大きい。
創世記 18章20節
邪悪で、非常に重い罪の中に過ごしていた人々で満ちたソドムの町を
主が滅ぼされた時、振り返ってはならなかったのです。
真っすぐに前を向いているべきでした。
主の御言葉を軽んじるということは、命にかかわることなのです。
主の御言葉を聴く時には、真剣さが求められます。
しっかりと間違いなく聴いて、心にとめる必要があります。
【今日の聖書】
夜が明けるころ、御使いたちはロトをせきたてて言った。
「さあ早く、あなたの妻とここにいる二人の娘を連れて行きなさい。
さもないと、この町に下る罰の巻き添えになって滅ぼされてしまう。」
創世記 19章15節