アブラハムへの主の祝福 その7
アブラハムが九十九歳になったとき、
主はアブラハム(当時の名はアブラム)に現れて、このように言われました。
「あなたをますます増やすであろう」
その条件として、次のことが命じられていました。
「あなたはわたしに従って歩み、全き者となりなさい。」(新共同訳)
「あなたはわたしの前を歩み、全き者であれ。」(新改訳改訂3版)
@神に従って(神の前で)歩みなさい
A全き者となりなさい
この2つのことが、アブラハムに対して要求されていました。
その上で「わたしは、あなたとの間にわたしの契約を立て、
あなたをますます増やすであろう。」という祝福を
神はアブラハムに与えておられるのです。
神の祝福を頂くために、アブラハム側でも
なすべきことが、あったのです。
黙って何もしないで、祝福を待っているのではなく
神に従って歩み、全き者となっている必要があったのです。
アブラハムは「神に命じられたように生きること」を選び取り、行動に移し
神の約束の子イサクが与えられ、イサクからヤコブが生まれ
ヤコブはイスラエルという名前に変わり、イスラエル民族は
約束通りに増え広がっていくのです。
「神の前に歩みます」という、アブラハムの信仰の決断は、
約束の子イサクが与えられるという、神の祝福につながっていったのです。
神に従うことは、神の祝福を受けることへと続くのです。
今日私たちは、世の楽しみを選ぶでしょうか?それとも神に従うことでしょうか?
【今日の聖書】
アブラムが九十九歳になったとき、
主はアブラムに現れて言われた。
「わたしは全能の神である。
あなたはわたしに従って歩み、全き者となりなさい。
わたしは、あなたとの間にわたしの契約を立て、
あなたをますます増やすであろう。」
創世記 17章1〜2節