アブラハムへの主の祝福 その５
１．あなたの子孫は星の数ほど多くなる
主が、アブラハムを祝福して約束されたのは
「あなたの子孫は星の数のように多くなる。」ということでした。
もちろんそれは、都会の夜空で見るような星の数ではなく
山奥の満天の星空で見える、星の数なのです。
この神の祝福の言葉は、アブラハムにまだ
子供がいない状況での、祝福の言葉なのです。
２．ダマスコのエリエゼルが跡継ぎなのでは？
この時アブラハムは、自分の跡継ぎは
「ダマスコのエリエゼルだ」と思っていたのです。
アブラムは尋ねた。
「わが神、主よ。
わたしに何をくださるというのですか。
わたしには子供がありません。
家を継ぐのはダマスコのエリエゼルです。」
創世記 １５章２節
３．あなたの身から出る子どもこそ跡を継ぐのだ
神はそうではなく、あなたの身から出る子供なのだと告げておられるのです。
見よ、主の言葉があった。
「その者があなたの跡を継ぐのではなく、
あなたから生まれる者が跡を継ぐ。」
創世記 １５章４節
むすび．まだ子供が生まれていない時に神は子孫の祝福を与えられた
神は、アブラハムにまだ子供が与えられていなかった時に
子孫が星の数のようになるという、祝福の言葉を語られています。
アブラハムは、自分の僕が跡継ぎになると考えていた時にです。
ここでアブラハムがこの神の祝福を自分のものにするためには
神への信仰が必要でした。状況によらずに神を信頼することが
アブラハムに求められていたのです。
【今日の聖書】
主は彼を外に連れ出して言われた。
「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみるがよい。」
そして言われた。
「あなたの子孫はこのようになる。」
創世記 １５章５節
