今日のできごと


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2022/2/19(土)

 

アブラハムへの主の祝福 その2

1.アブラハムはモレの樫の木までやって来た

 ハランを出発したアブラハム(元の名はアブラム)は、カナンの地に入り
 シケムの、モレの樫の木までやってきます。
 その地方には、カナン人が住んでいたといいます。

 アブラムはその地を通り、シケムの聖所、モレの樫の木まで来た。
 当時、その地方にはカナン人が住んでいた。
 創世記 12章6節

2.神はアブラハムに現れて土地の約束を与えられた

 そのところで、主はアブラハム(当時の名はアブラム)に現れるのです。
 そして、アブラハムにこう言われます。
 「あなたの子孫にこの土地を与える。」

 時に主はアブラムに現れて言われた、
 「わたしはあなたの子孫にこの地を与えます」。
 創世記 12章7節(前半)

 神が一方的に恵みとして、アブラハムにその土地を与えるという約束をなさったのです。
 アブラハムにとってその土地は、今まで見たこともなければ
 入ったこともなかった土地でした。

 その場所を定めておられたのは、神ご自身だったのです。
 場所の選定にあたっては、アブラハムは一切関与していませんでした。
 ただ神に言われるままにやってきて、一方的に与えられているのです。

3.神の約束は世代を超えた約束だった

 神のアブラハムに対する約束は、「あなたの子孫にこの土地を与える。」というものでした。
 「あなたに」ではなく、「あなたの子孫に」です。
 この約束は、世代を超えた長期的な祝福の約束です。

 まだ子供が生まれていないアブラハムに対して、すでに「あなたの子孫に」なのです。
 アブラハムはこの神の約束を、素直に受け取ります。
 そしてアブラハムは、そこに主のために祭壇を築くのです。

むすび.アブラハムの行動にならえ!

 神の計画と祝福は、アブラハムが予想もしていないものでした。
 子供がまだ生まれてもいないのに、「あなたの子孫にこの土地を与える。」なのです。
 「この土地」といっても、それがどんな土地なのかほとんど知らなかったのです。

 私たちは神の祝福を受けたい、神の計画通りに歩みたいと思いますが
 そうであるならば、アブラハムの行動にならう必要があります。
 自分にはよくわからない状況であったとしても、神の導きであるなら進むのです。

 自分の予想もしていなかったことであっても、神の導きであるなら
 それを受け取って、素直に従っていくのです。
 アブラハムはそうやって、神の祝福を自分のものにしていったのです。

 【今日の聖書】
 主はアブラムに現れて、言われた。
 「あなたの子孫にこの土地を与える。」
 アブラムは、彼に現れた主のために、そこに祭壇を築いた。
 創世記 12章7節


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