赦し合いなさい
すべての人は罪人であることが、聖書からわかります。
次のように書いてあるとおりです。
「正しい者はいない。一人もいない。
悟る者もなく、神を探し求める者もいない。
皆迷い、だれもかれも役に立たない者となった。
善を行う者はいない。ただの一人もいない。
ローマの信徒への手紙 3章10〜12節
自分自身についていえば、必ず自分は隣人に対して罪を犯してしまう存在であり
隣人についていえば、必ず隣人は自分に対して罪を犯してしまう存在である
ということになるのです。
ということは、隣人は必ず100%私に対して何らかの悪を行ってくるということです。
何も自分に対して悪いことをしないという隣人は、いないのです。
ですから親しくなればなるほど、隣人からの被害が頻発することになってきます。
ですから、互いに悪いことを隣人にし合ってしまうことは想定の範囲内なのです。
ですから、互いに忍び合わなければならないのです。
そして互いに責めるべきことがあっても、赦し合わなければならないのです。
「あなたが私にどんな悪いことをしてきたとしても、私はあなたをゆるしますよ」
という姿勢で、常日頃から備えている必要があります。
「なんてひどいことをするのですか!」と責めるのではなく、
「それでも私はゆるしますよ」とゆるしを与えていくのです。
ただゆるしてそれで終わりではなく、その上で隣人に対して最善を行っていくのです。
無条件の愛をもって、隣人を愛していくのです。
【今日の聖書】
互いに忍び合い、責めるべきことがあっても、赦し合いなさい。
主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたも同じようにしなさい。
これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい。
愛は、すべてを完成させるきずなです。
コロサイの信徒への手紙 3章13〜14節