神在月の神道行事
 今出雲では、神有月の真っ只中です。出雲大社の
大国主命の所に、
 日本中の神々が集まって、出雲大社境内の
上宮(仮宮)で会議を行うということで、
 出雲大社やその周辺では、いろいろな行事が執り行われています。
 出雲大社だけでなく、佐陀神社もこれに関係しています。
 
神議は、出雲大社境内の上宮(仮宮)だけでなく、
 佐陀神社でも、第二回目が6日間にわたって行われます。
 佐陀神社関連も含めたスケジュールは下記の通りです。
	| 旧暦 | 今年 | 項目 | 内容 | 
	| 説明 | 
	| 10月1日 | 10月25日 | 神送り | 出雲に出発 | 
	| 各家庭で、旅立つ神様にお弁当としてお餅やお赤飯を供える | 
	| 10月10日 | 11月3日 | 神迎え | 出雲に到着 | 
	| 出雲の国・稲佐の浜で神様を迎え、出雲大社へ向かう | 
	| 10月11日 〜17日
 | 11月4日 〜10日
 | 神在祭 | 神議
		
		という会議 | 
	| 出雲大社では、会議処である上宮で祭りを執り行う 11月4日,8日,10日の3回行われる
 出雲大社の摂社「上宮」で、縁結びや来年の収穫など
 諸事について神議りが行われ、御宿社(神々が宿泊する宿)となる
 出雲大社御本殿の両側にある神々の宿泊所となる「十九社」でも
 連日お祭りが行われる
 この祭事期間、神々の会議や宿泊に粗相があってはならないため
 土地の人は歌舞を設けず楽器を張らず、
 第宅を営まず(家を建築しないこと)、
 ひたすら静粛を保つことを旨とする
 そのため「御忌祭」ともいわれている
 一般の人は参列できない
 | 
	| 10月17日 | 11月10日 | 神等去出祭 
 | 神々は出雲大社から出発し、 佐陀神社へ向かう※
 | 
	| 島根県松江市鹿島町佐陀宮内73 | 
	| 10月20日 〜25日
 | 11月13日 〜18日
 | 神在祭 | 神議
		
		という会議2 | 
	| 佐陀神社にて6日間 | 
	| 10月25日 | 11月18日 | 神等去出祭 | 神納目山
		
		より神々を送り出す | 
	| 深夜に佐陀神社の後ろの神納目山で行う | 
	| 10月25日 | 11月18日 | 万九千神社
		
		に遷座 | 斐伊川
		
		の畔の神社に移る | 
	| 島根県出雲市斐川町 | 
	| 10月26日 | 11月19日 | 第二神等去出祭 | 万九千神社より神々を送り出す | 
	| 再び出雲大社でお祭りを行う | 
	| 10月27日 | 11月20日 | 地元の各国へ出立 | 27日早暁一斉に出立 | 
	| 万九千神社の周辺に神立という地名が多い | 
	| 10月末日 | 11月24日 | 神迎え | 帰宅 | 
	| 各家庭でお餅や作物を入れたすいとんなどを供える | 
※佐陀神社ではこれを間違いとして別日程で行っている
 これからわかる通り、旧暦の10月1日から10月末日までの1か月間は、
 日本全国の神々が出雲の地域に集まって、会議をするということで、
 それに佐陀神社や、万九千神社も関わっているということです。
 今年の旧暦10月は、10月25日から11月23日までの30日間になります。
 出雲大社や万九千神社は、この期間に祭事を執行し、
 佐陀神社は、11月1日から末日まで、祭事を執行する予定です。
 私たちの信じる神は、神々ではなく唯一のお方です。
 天地万物の造り主であり、私たちの創造主であり、父なる神です。
 この神だけを神として、私たちは礼拝をささげるのです。
 
【今日の聖書】
 聞け、イスラエルよ。
 我らの神、主は唯一の主である。
 あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、
 あなたの神、主を愛しなさい。
 申命記 6章4〜5節