今日のできごと


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2022/11/10(木)

 

神在月の神道行事

 今出雲では、神有月の真っ只中です。出雲大社の大国主命おおくにぬしのみことの所に、
 日本中の神々が集まって、出雲大社境内の上宮かみのみや(仮宮)で会議を行うということで、
 出雲大社やその周辺では、いろいろな行事が執り行われています。

 出雲大社だけでなく、佐陀神社もこれに関係しています。
 神議かむはかりは、出雲大社境内の上宮(仮宮)だけでなく、
 佐陀神社でも、第二回目が6日間にわたって行われます。

 佐陀神社関連も含めたスケジュールは下記の通りです。

旧暦 今年 項目 内容
説明
10月1日 10月25日 神送り 出雲に出発
各家庭で、旅立つ神様にお弁当としてお餅やお赤飯を供える
10月10日 11月3日 神迎え 出雲に到着
出雲の国・稲佐の浜で神様を迎え、出雲大社へ向かう
10月11日
〜17日
11月4日
〜10日
神在祭 かみありさい 神議 かむはかり という会議
出雲大社では、会議処である上宮かみのみやで祭りを執り行う
11月4日,8日,10日の3回行われる
出雲大社の摂社「上宮かみのみや」で、縁結びや来年の収穫など
諸事について神議りが行われ、御宿社(神々が宿泊する宿)となる
出雲大社御本殿の両側にある神々の宿泊所となる「十九社じゅうくしゃ」でも
連日お祭りが行われる
この祭事期間、神々の会議や宿泊に粗相があってはならないため
土地の人は歌舞を設けず楽器を張らず、
第宅ていたくを営まず(家を建築しないこと)、
ひたすら静粛を保つことを旨とする
そのため「御忌祭おいみさい」ともいわれている
一般の人は参列できない
10月17日 11月10日 神等去出祭 からさでさい
 
神々は出雲大社から出発し、
佐陀神社へ向かう※
島根県松江市鹿島町佐陀宮内73
10月20日
〜25日
11月13日
〜18日
神在祭 かみありさい 神議 かむはかり という会議2
佐陀神社にて6日間
10月25日 11月18日 神等去出祭 からさでさい 神納目山 かんのめさん より神々を送り出す
深夜に佐陀神社の後ろの神納目山で行う
10月25日 11月18日 万九千神社 まんくせんじんじゃ に遷座 斐伊川 ひいかわ の畔の神社に移る
島根県出雲市斐川町
10月26日 11月19日 第二神等去出祭 だいにからさでさい 万九千神社より神々を送り出す
再び出雲大社でお祭りを行う
10月27日 11月20日 地元の各国へ出立 27日早暁そうぎょう一斉に出立
万九千神社の周辺に神立という地名が多い
10月末日 11月24日 神迎え 帰宅
各家庭でお餅や作物を入れたすいとんなどを供える
※佐陀神社ではこれを間違いとして別日程で行っている

 これからわかる通り、旧暦の10月1日から10月末日までの1か月間は、
 日本全国の神々が出雲の地域に集まって、会議をするということで、
 それに佐陀神社や、万九千神社も関わっているということです。

 今年の旧暦10月は、10月25日から11月23日までの30日間になります。
 出雲大社や万九千神社は、この期間に祭事を執行し、
 佐陀神社は、11月1日から末日まで、祭事を執行する予定です。

 私たちの信じる神は、神々ではなく唯一のお方です。
 天地万物の造り主であり、私たちの創造主であり、父なる神です。
 この神だけを神として、私たちは礼拝をささげるのです。

 【今日の聖書】
 聞け、イスラエルよ。
 我らの神、主は唯一の主である。
 あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、
 あなたの神、主を愛しなさい。
 申命記 6章4〜5節


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