今日のできごと


 前日  翌日  今月  去年の今頃  トップへ  更新
2022/10/12(水)

 

イエスこそ天からのパン

1.荒野にいたイスラエルの人々に、マナという食べ物が与えられた

 出エジプトしたイスラエルの民が、荒野で食糧として与えられたのが「マナ」です。
 毎朝露が蒸発すると、薄くて壊れやすいものが大地の霜のように薄く残っていて
 それを、食べることができました。

 これこそが、主がイスラエルの人々に食物として与えられたパンでした。
 人々は、朝ごとにそれぞれ必要な分を集めました。
 日が高くなるとそれは溶けてしまったので、朝のうちに集める必要がありました。

 その味は蜜の入ったウェファースのようで、色は白かったといいます。

 イスラエルの家では、それをマナと名付けた。
 それは、コエンドロの種に似て白く、蜜の入ったウェファースのような味がした。
 出エジプト記 16章31節

2.マナは40年間、荒野でイスラエルの人々に与えられ続けた

 このマナをイスラエルの人々は、40年間の荒野の生活の中で食べていたのです。

 イスラエルの人々は、人の住んでいる土地に着くまで四十年にわたってこのマナを食べた。
 すなわち、カナン地方の境に到着するまで彼らはこのマナを食べた。
 出エジプト記 16章35節

 今はもう、マナは降りません。
 マナは、イスラエルの人々が出エジプトした時、あの荒野という場所で、
 彼らだけに、与えられた食べ物でした。

3.マナはイエス・キリストを表していた

 マナは、降る時と降る場所と与えられる人々が、限定されていました。
 しかし今私たちには、もっと素晴らしい霊の食べ物が与えられています。
 それが、イエス・キリストです。

 あなたたちの先祖は荒れ野でマンナを食べたが、死んでしまった。
 しかし、これは、天から降って来たパンであり、これを食べる者は死なない。
 わたしは、天から降って来た生きたパンである。
 このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる。
 わたしが与えるパンとは、世を生かすためのわたしの肉のことである。」
 ヨハネによる福音書 6章49〜51節

 イエス・キリストこそ、私たちのための天からのパンなのです。
 パンは私たちが生きていくために、無くてはならないものです。
 イエス・キリストは、私たちが永遠に生きるために無くてはならないお方なのです。

むすび.今日ここでわたしに語られるイエスの言葉を受け取ろう

 イエス・キリストは、私たちに対する天から与えられた命のパンです。

 イエスは言われた。
 「わたしが命のパンである。
  わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、
  わたしを信じる者は決して渇くことがない。
 ヨハネによる福音書 6章35節

 マナは、自分で集めて自分で食べなければなりませんでした。
 イエス・キリストも、自分で信じなければなりません。
 そしてイエスの言葉も、自分自身で聞かなければならないのです。

 今私がいるこの場で、私に語りかけて下さっているイエスの言葉を
 霊の耳を傾けて、聴いていくのです。
 イエスはいつも、私たちに語りかけておられるのです。

 私が自分自身で、聴くかどうかにかかっています。

 【今日の聖書】
 夕方になると、うずらが飛んで来て、宿営を覆い、朝には宿営の周りに露が降りた。
 この降りた露が蒸発すると、見よ、荒れ野の地表を覆って
 薄くて壊れやすいものが大地の霜のように薄く残っていた。
 イスラエルの人々はそれを見て、これは一体何だろうと、口々に言った。
 彼らはそれが何であるか知らなかったからである。
 モーセは彼らに言った。
 「これこそ、主があなたたちに食物として与えられたパンである。
 出エジプト記 16章13〜15節


 前日  翌日  今月  去年の今頃  トップへ  更新