ヨブの３人の友人は神に怒られた
テマン人エリファズ、シュア人ビルダド、
ナアマ人ツォファルの三人は、ヨブの親友でした。
さて、ヨブと親しいテマン人エリファズ、
シュア人ビルダド、ナアマ人ツォファルの三人は、
ヨブにふりかかった災難の一部始終を聞くと、
見舞い慰めようと相談して、それぞれの国からやって来た。
ヨブ記 ２章１１節
しかし彼らの語ったことは、ヨブを苦しめます。
彼らはヨブの親友だったはずなのに、弁護人ではなく
まるで検察官のように、ヨブを断罪するのです。
あなたは神を畏れ敬うことを捨て
嘆き訴えることをやめた。
あなたの口は罪に導かれて語り
舌はこざかしい論法を選ぶ。
あなたを罪に定めるのはわたしではなく
あなた自身の口だ。
あなたの唇があなたに不利な答えをするのだ。
ヨブ記 １５章４〜６節
彼らのヨブへの断罪は、事実誤認による間違った訴えだったのです。
それらの言葉は、単にヨブを苦しめただけでなく
神を怒らせるのです。
主はこのようにヨブに語ってから、
テマン人エリファズに仰せになった。
「わたしはお前とお前の二人の友人に対して怒っている。
ヨブ記 ４２章７節（前半）
厳しい戒めの言葉は大切ですが、事実誤認の先入観や偏見からくる
間違った断罪の言葉は、決して語ってはならないものです。
冤罪は、人を苦しめます。事実を、正しく確認する必要があるのです。
戒めるのであれば、事実をきちんと押さえてから語るべきでした。
事実を知らず、主観だけで断罪してしまうことの危険性を教えられます。
それは自分自身に対する、神の怒りを招いてしまうのです。
【今日の聖書】
主はこのようにヨブに語ってから、
テマン人エリファズに仰せになった。
「わたしはお前とお前の二人の友人に対して怒っている。
お前たちは、
わたしについてわたしの僕ヨブのように正しく語らなかったからだ。
ヨブ記 ４２章７節
