自分で復讐しない
1.自分で復讐せず、神の怒りに任せる
目には目を、歯には歯をと言われると、
報復行動が正当化されるように、思われます。
歯を折られたのだから、折り返してやろうという具合です。
しかし、復讐は神だけがすることであって
人間は、決してしてはならないものです。
「自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。」と聖書の中に書いてあります。
愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。
「『復讐はわたしのすること、わたしが報復する』と主は言われる」
と書いてあります。
ローマの信徒への手紙 12章19節
2.復讐するのではなく愛する
復讐するのではなく、自分自身を愛するように隣人を愛するのです。
もし、逆に自分がそういう悪しき行動をとってしまったら、
どうして欲しいか?を考えて、それを行うのです。
復讐してはならない。
民の人々に恨みを抱いてはならない。
自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。
わたしは主である。
レビ記 19章18節
3.自分を憎む者が飢えていたらパンを与える
聖書の語る報復は、以下のようなものです。
「あなたを憎む者が飢えているならパンを与えよ。
渇いているなら水を飲ませよ」
あなたを憎む者が飢えているならパンを与えよ。
渇いているなら水を飲ませよ。
こうしてあなたは炭火を彼の頭に積む。
そして主があなたに報いられる。
箴言 25章21〜22節
たとえ被害を被ったとしても、それと同じだけやり返してやろう
というのではなく、全く逆に「その人に対して最も良いことを
してあげよう」というのです。
むすび.善をもって報いて平和を作り出す
私たちがすることは、善をもって報いる事なのです。
「飢えていたら食べさせ、渇いていたら飲ませる。」
復讐ではなく、善で報いることが求められているのです。
それこそが、平和を作り出すことなのです。
復讐、それは神だけがなさることなのです。
神だけがなさることを、人が先走ってやってしまってはならないのです。
「復讐はわたしのすること、
わたしが報復する」と言い、また、
「主はその民を裁かれる」と言われた方を、
わたしたちは知っています。
生ける神の手に落ちるのは、恐ろしいことです。
ヘブライ人への手紙 10章30〜31節
【今日の聖書】
愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。
「『復讐はわたしのすること、わたしが報復する』と主は言われる」
と書いてあります。
「あなたの敵が飢えていたら食べさせ、渇いていたら飲ませよ。
そうすれば、燃える炭火を彼の頭に積むことになる。」
悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい。
ローマの信徒への手紙 12章19〜21節