今日のできごと


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2021/10/1(金)

 

イエスは敵のためにも十字架で命を捨てられた

 イエス・キリストが、十字架にかけられたとき、
 人々はイエスを、ののしっています。

 そこを通りかかった人々は、
 頭を振りながらイエスをののしって、言った。
 「神殿を打ち倒し、三日で建てる者、
  神の子なら、自分を救ってみろ。
  そして十字架から降りて来い。」
 マタイによる福音書 27章39〜40節

 祭司長たちも、律法学者たちや長老たちと一緒になって
 イエスを侮辱しているのです。

 「他人は救ったのに、自分は救えない。
  イスラエルの王だ。今すぐ十字架から降りるがいい。
  そうすれば、信じてやろう。
 マタイによる福音書 27章42節

 イエスは、馬鹿にされています。嘲笑されているのです。
 しかしイエスは彼らのためにも、十字架で血潮を流されたのです。
 まさに敵をも愛する愛で、愛しています。

 イエスは、そのような敵のためにも十字架で命を捨てられました。
 「敵を愛し、憎むものに親切にしなさい」と言われた
 ご自身の言葉を、そのまま実行されたのです。

 「しかし、わたしの言葉を聞いているあなたがたに言っておく。
  敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい。
 ルカによる福音書 6章27節

 自分に死ぬというのは、こういうことです。
 もし自分が生きていたら、侮辱してくる者に対して
 その態度に怒りを覚え、何らかの報復をしてしまうことでしょう。

 けれども自分に死んでいると、その人の悪い態度に反応を示さず
 その人のために、命をも捨てられるのです。
 死体に対してののしっても、何の反応も示さないのと同じです。

 いかに自分に死ぬか、そしてキリストの愛に生きるか。
 それが問われています。神はそこを願っているのです。
 自分に死ぬとき、神の愛で隣人を真実に愛することができるのです。

  【今日の聖書】
「しかし、わたしの言葉を聞いているあなたがたに言っておく。
 敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい。
 ルカによる福音書 6章27節


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