四十間堀
松江城の西側に「四十間堀」という堀があります。
堀の幅は約25メートルほどなのですが、
京極期の松江城下町図によると
江戸時代の京極時代までは、本当に40間あったようです。
40間≒1.82m×40=72.8m
ですから、70m以上の幅の堀だったわけです。
昔は堀だった50mの幅の部分には、今はぎっしりと建物が建っています。
小笹かまぼこも、この四十間堀沿いにあるお店です。
「あごの焼き」などの、かまぼこを売っているのですが、
この「あごの焼き」というのは、松江では江戸時代中頃から造られていたようで
小笹かまぼこだけでなく、青山蒲鉾店(享保12年創業)、長岡屋茂助(元文3年創業)
寿山商店(明治20年創業)、寿隆蒲鉾(大正15年創業)などの老舗があります。
あごというのは「飛魚」の事で、あごが落ちる程うまいためとも言われています。
四十間堀も、あごの焼きも、江戸時代から続くもので、
江戸時代に生きていた人々も、四十間堀を見、あごの焼きを食べていたのです。
それが今に至るまで、続いているのです。
イエス・キリストの福音は、数百年前の江戸時代からではありません。
二千年程前から続く、良い知らせなのです。
この福音は、四十間堀のように形が変わってしまうということもなく
同じ味を、秘伝の調味料で出し続けている「あごの焼き」のように、
同じイエス・キリストによる「罪の赦し」と「永遠の命」という救いを
昔も今も、伝え続けているのです。
【今日の聖書】
イエス・キリストは、
きのうも今日も、
また永遠に変わることのない方です。
ヘブライ人への手紙 13章8節