今日のできごと


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2020/10/13(火)

 

それでもなお

 神の愛は、無条件の愛です。
 そこに何の条件も、付きません。
 妻が不倫をしてしまったら、夫は妻を追い出したりします。

 追い出さないまでも、それ以降夫婦の関係が悪化し
 妻に対する態度が、冷たくなったりします。
 しかし神の愛は、違うのです。

 たとえそういう状況であったとしても、それでもなお愛する、
 それが、神の愛なのです。
 私たちすべては、神という夫を裏切った不倫妻のようなものです。

 神の声ではなく、悪魔の声に聞き従ってしまったアダムとエバ以降
 人間は皆、神という夫の元を去って悪魔という不倫相手と
 みだらなことをしているようなものなのです。

 本来ならば、正規の夫である神は
 私たち人間を裁き、滅ぼしてしまっても良い所だったのです。
 ところが神は、それをしなかったのです。

 それどころか、そのために愛するひとり子
 イエス・キリストをこの世に送り、十字架につけて下さったのです。
 私たちひとりひとりを、

 まるで不倫の妻のような、罪の中にいたにもかかわらず
 それでもなお、愛して下さったのです。
 私たちを苦しめるのではなく、独り子イエスを十字架で苦しめ

 私たちの身代わりに刑罰を受けさせ、死なせることによって
 私たちを赦し、夫である神のもとに帰れるようにして下さったのです。
 だからといって、神と人との関係が悪化したとかいうのでもありません。

 逆なのです。放蕩して家出をしていた子供が帰ってくるのを
 満面の笑みで、走り寄って迎える父親のように、
 愛して下さっているのです。

 神の愛それは、「それでもなお愛する」愛なのです。
 だから私たちは、隣人を「それでもなお愛する」愛で愛するのです。
 敵をも愛することができるその理由は、そこにあるのです。

 【今日の聖書】
 神は、その独り子をお与えになったほどに、
 世を愛された。
 独り子を信じる者が一人も滅びないで、
 永遠の命を得るためである。
 ヨハネによる福音書 3章16節


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