うちの子に限って...
以前「うちの子に限って」というドラマが、放映されていました。
「うちの子に限って、そんな悪いことをするはずがありません」と
親は普通、先生や他の人たちに言いたくなるのです。
「我が家の子は、元々良い子で、そんな悪いことなどするはずがありません」
「何かの間違いでしょう」
「うちの子は良い子です。そんな悪いことをする悪い子じゃないはずです」
「だから、うちの子に限って、そんな悪いことをするはずがありません」
と言うのです。けれども、聖書を見るとどうでしょうか?
「すべての人が罪人である」と書かれているのです。
次のように書いてあるとおりです。
「正しい者はいない。一人もいない。
ローマの信徒への手紙 3章10節
ということは、元々完璧な良い子など一人もいないということになります。
誰もが罪人なので、必ず何処かに罪の結果が現れてくるのです。
ですから、「うちの子に限って」と言う場合、こうなります。
「うちの子に限って、そんな悪いことを
しないはずがありません」
罪人として生まれた以上、どうしても罪を犯してしまうのです。
「うちの子は善人で、絶対罪を犯したりしない」と言う前提で子どもを育てると
子供は耐えきれなくなります。必ずどこかで破綻します。
罪人だからです。子供に、「良い人の振り」をさせ続けなければならなくなるのです。
必ず罪を犯してしまうけれども、そこから離れて罪を捨てて立ち直ることこそを
親として教えて行かなければならないのです。
子どもが罪を認め、悔い改めて、二度と犯さないように決断することこそ
教え励ましていくべきなのです。
子どもを聖人君主扱いしてはならないのです。
生まれた時から、どの子も罪を持って生まれてきているのです。
その罪を赦してくださる方こそ、イエス・キリストなのです。
【今日の聖書】
人は皆、
罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、
ただキリスト・イエスによる贖いの業を通して、
神の恵みにより無償で義とされるのです。
ローマの信徒への手紙 3章23〜24節