牧会者リフレッシュカンファレンス3日目
1.倒れた時に助けてくれる人がいると起き上がれる
大きな災害や苦しみを受けると、私たちは精神的に参ってしまいます。
何もできなくなってしまうことがあります。
そんな時、助けに来てくれる人がいると力づけられます。
自分ができなくなっていることを、やってくださると
とても助かります。何もやっていただかなくても
そこに共にいて下さるだけで、本当に力づけられます。
ひとりでは、もし倒れた時に立ち上がることができないのですが
そこにもう一人いてくれれば、助け起こしてもらえるのです。
ひとりが攻められれば、ふたりでこれに対する。
三つよりの糸は切れにくい。
コヘレトの言葉 4章12節
2.「私はひとりで大丈夫です」ではない
私たちは何もない時は、一人で大丈夫と思いがちです。
しかし、ひとたび何か大きな苦しみがやってくると
ひとりでは、何もできないことに気が付きます。
一人で大丈夫ではないということを、痛感するのです。
それは、年齢に関係ありません。若くて力にあふれていたとしても
一人で大丈夫ではないのです。
とりなし祈ってくれる助け手が、何としても必要なのです。
アマレクがレフィディムに来てイスラエルと戦ったとき、
モーセは一人で祈っていません。助け手が両サイドにいたのです。
モーセの手が重くなったので、アロンとフルは石を持って来てモーセの下に置いた。
モーセはその上に座り、アロンとフルはモーセの両側に立って、彼の手を支えた。
その手は、日の沈むまで、しっかりと上げられていた。
出エジプト記 17章12節
3.私たちは互いに愛し合い助け合うために生きている
私たちは互いに愛し合い、助け合い、
励まし合うために、生きているのです。
互いに愛し合うように、私たちは神に造られており、神に生かされているのです。
聖霊は私たちを、互いに愛し合うために動かすのです。
キリストの示した愛をもって、私たちが互いに愛し合うことができるように
聖霊は私たちを、動かすのです。
私たちが聖霊の導きに従い、互いに愛し合って進んで行くとき
どんなに大きな災害や苦しみが起ころうとも、乗り切ることができるのです。
愛し合うことなく、誰も愛さずに一人で生きていくなら乗り切れないでしょう。
むすび.一人きりでいないで、隣人を愛するために動いて行こう
一人きりでいないことです。
神に愛されている人々と、共にいることです。
互いに助け合い、励まし合うのです。
あなたがたのうちだれ一人、
罪に惑わされてかたくなにならないように、
「今日」という日のうちに、
日々励まし合いなさい。
――ヘブライ人への手紙 3章13節
御言葉に従う時に、素晴らしいことが起こります。
神は信じて従う者たちと共に働いて、みわざを大きく進めて下さるのです。
「今日」という日のうちに、日々励まし合うのです。
愛されることを願う前に、自ら進んで愛するのです。
友になってほしいと願う前に、自ら進んで友になるのです。
与えてほしいと思う前に、与える者となるのです。
そうすることによって、私たちは孤独から脱出することができるのです。
孤独から脱出し、神に愛されている人々を愛するのです。
さらにまた、助けられること、励まされることを拒まないことです。
孤独でいると、倒れたら助け起こしてくれる人がいなくて倒れたままになります。
互いに助け合う友が、共にいれば倒れた時に助け起こされますし
相手が倒れたら、助け起こすことができるのです。
【今日の聖書】
あなたがたのうちだれ一人、
罪に惑わされてかたくなにならないように、
「今日」という日のうちに、
日々励まし合いなさい。
――ヘブライ人への手紙 3章13節