今日のできごと


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2019/3/13(水)

 
ネコ

たみや争いがあったリント教会

1.コリント教会はひどい状況だった

 パウロの時代、コリントの教会にはねたみや争いがありました。

 あなたがたはまだ、肉の人だからである。
 あなたがたの間に、ねたみや争いがあるのは、
 あなたがたが肉の人であって、
 普通の人間のように歩いているためではないか。
 コリントの信徒への手紙一 3章3節

 お互いの間に仲間われがあったことも、記されています。

 まず第一に、あなたがたが教会で集まる際、
 お互いの間に仲間割れがあると聞いています。
 わたしもある程度そういうことがあろうかと思います。
 コリントの信徒への手紙一 11章18節

 それ以外にも、不道徳や教えの混乱もありました。
 キリストが復活されたのに、「復活はない」という人もいたようです。

 さて、キリストは死人の中からよみがえったのだと宣べ伝えられているのに、
 あなたがたの中のある者が、死人の復活などはないと言っているのは、
 どうしたことか。
 コリントの信徒への手紙一 15章12節

 教会で復活を否定するというのは、教えの根幹を揺るがすことになります。
 その他にもいろいろとひどい状況があって、はたから見ると
 これはもう駄目なんじゃないか?とすら思えてきてしまう程なのです。

2.パウロはコリント教会を見捨てていなかった

 けれども、そんなひどい状況が見られた教会ではありましたが、
 パウロはその教会あての手紙の冒頭で、こう述べているのです。

 あなたがたはキリストにあって、すべてのことに、すなわち、
 すべての言葉にもすべての知識にも恵まれ、
 キリストのためのあかしが、あなたがたのうちに確かなものとされ、
 こうして、あなたがたは恵みの賜物にいささかも欠けることがなく、
 わたしたちの主イエス・キリストの現れるのを待ち望んでいる。
 コリントの信徒への手紙一 1章5〜7節

 コリント教会の良い点を、褒めているのです。
 パウロはひどい状況であったコリント教会を、見捨てていません。
 そこから回復することを願い、ひとつひとつなすべきことを記しているのです。

3.神はどんなひどい状況からでも回復させてくださる方

 罪に陥っていた私たちのために、イエス・キリストを十字架につけて下さり
 罪からの回復の道を、与えて下さった神は、
 ひどい状況に陥っていたコリント教会も、回復の道へと導かれたのです。

 コリント教会が罪から離れ、神の願っておられる
 愛を追い求めて、進んで行けるようにと、
 神はパウロを用いて、手紙を通して励まし導かれているのです。

 どんなにひどい状況でも、神にとって回復できない状況はありません。
 目に見える所で、安易に「もうだめだ」と考えてしまってはならないことを
 ここから教えられます。神にとって不可能はないのです。

むすび.回復させてくださる神を信じていこう!

 私たちに必要なことは、神を信じることです。
 神に信頼を置いて、神が必ず回復させてくださると信じる事が
 私たちに求められているのです。

 【今日の聖書】
 目を覚ましていなさい。
 信仰に基づいてしっかり立ちなさい。
 雄々しく強く生きなさい。
 何事も愛をもって行いなさい。
 コリントの信徒への手紙一 16章13〜14節


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