コーチングの注意点
 コーチングをする上で、気をつけなければならない重要な点があるそうです。
 それは、カウンセリングが必要な人に対しては、
 「決してコーチングをしてはならない」ということだそうです。
 その理由は、その人の状態を「余計に悪くしてしまう」からだそうです。
 カウンセリングを必要な人は、自分がすべきことがわかっていながらも
 それができずに悩んでいる状態なのですが、
 その人に対して、さらなる目標を与えて、それを実行しろと言うのは
 できなくて悩んでいるのに、さらに負荷を与えてしまうので
 その人を、倒してしまうことになってしまうということでした。
 ちょうど、水泳で100m泳ごうとして25m泳いだところで、
 おぼれてしまって、もがいて苦しんでいる人に、「あと75mだ!がんばれ!」
 「そして100m泳ぐんだ!」と言うようなもののようです。
 その前に、その人の所に行って、ひっぱりあげて助けてあげて
 プールサイドに引き上げて、休ませてあげなければならないわけです。
 ですから、カウンセリングが必要な人にコーチングをしてはならないそうです。
 
【今日の聖書】
 イエスが「来なさい」と言われたので、
 ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。
 しかし、強い風に気がついて怖くなり、沈みかけたので、
 「主よ、助けてください」と叫んだ。
 イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、
 「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。
 マタイによる福音書 14章29〜31節