異文化体験
島根県立大学の、Dustin Kidd先生の説明されるには
異文化体験というのは、とても大切だということです。
自分が正しいと思っていた常識が、まったく通じなかったり
言葉の違いによって、コミュニケーションがうまくとれなかったり、
イライラしてしまったりする貴重な経験であるそうです。
そのイライラした状態をどう乗り越えていくか?
そこがキーポイントに、なってくるようです。
イライラしたまま終わるのではなく、乗り越えてゆくことが
大切だということです。
異文化体験は海外に行くと、嫌でもすることになります。
そこで見えてくるのは、実は自分自身の姿だということです。
同じ文化の中で過ごしていたら、見えてこなかったであろう自分の姿が、
異文化の中に身を置くことによって、鏡のように見えて来るといいます。
自分自身を客観的に見るのに、異文化体験はとても役に立つそうです。
今まで置かれていた環境の素晴らしさも、見えてくると言います。
パウロの伝道旅行は、まさに異文化の中に飛び込んでいく
そういう伝道旅行であったのです。
パウロは、ユダヤ人世界から、異邦人世界の只中に進んでいったのです。
ユダヤ人にとっても、ギリシア人にとっても大切なことは、
イエス・キリストを信じることで、同じだったのです。
これは時代を超えて、全世界で共通していることなのです。
【今日の聖書】
ユダヤ人であろうがギリシア人であろうが、
召された者には、神の力、
神の知恵であるキリストを宣べ伝えているのです。
コリントの信徒への手紙一 1章24節