ペンテコステの特徴
聖霊に満たされた人々の特徴の一つは、
「彼らの内面が変えられている」ということです。
例えばペトロを見てみると、それは顕著です。
イエスがゲッセマネで捕らえられた後、
こっそりと着いて行きますが、正体を見破られた時
「そんな人は知らない」と3度まで否定しています。
人を恐れて保身に走り、嘘でごまかしその場をやり過ごそうとする
そんなペトロの姿がそこにありました。
しかしペンテコステの後のペトロはどうだったでしょうか?
すると、ペトロは十一人と共に立って、
声を張り上げ、話し始めた。
「ユダヤの方々、またエルサレムに住むすべての人たち、
知っていただきたいことがあります。
わたしの言葉に耳を傾けてください。
使徒言行録 2章14節
大胆にイエス・キリストの証を語っています。
議会でも恐れることなく語り、迫害されても牢獄に入れられても
怯むことなくイエス・キリストの十字架と復活を語り続けているのです。
ペンテコステの特徴、それは聖霊によって人の内面が強くされ
大胆にされ、人を恐れる恐れが取り除かれ、
力に溢れて福音を語れるようにされているということです。
まさに、使徒言行録1章8節のそのままのことが起きていたのです。
あなたがたの上に聖霊が降ると、
あなたがたは力を受ける。
そして、エルサレムばかりでなく、
ユダヤとサマリアの全土で、
また、地の果てに至るまで、
わたしの証人となる。」
使徒言行録 1章8節
聖霊によって弱い人が力を受けて、力強くされています。
その内面が、見事に変えられています。
そしてこの約束は、今でも有効なのです。
【今日の聖書】
五旬祭の日が来て、
一同が一つになって集まっていると、
突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、
彼らが座っていた家中に響いた。
そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、
一人一人の上にとどまった。
すると、一同は聖霊に満たされ、
“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
使徒言行録 2章1〜4節