敵の脅威からわたしの命をお守りください
勇者ダビデは、何と祈っているでしょうか?
神よ、悩み訴えるわたしの声をお聞きください。
敵の脅威からわたしの命をお守りください。
わたしを隠してください
さいなむ者の集いから、悪を行う者の騒ぎから。
詩編 64編2〜3節
「敵の脅威からわたしの命をお守りください」と
勇者ダビデが祈っています。
ダビデも、敵の脅威に悩まされていました。
敵はダビデに向かって何をしていたのでしょうか?
彼らは舌を鋭い剣とし
毒を含む言葉を矢としてつがえ
隠れた所から無垢な人を射ようと構え
突然射かけて、恐れもしません。
詩編 64編4〜5節
敵の攻撃は、剣や矢ではなく、
それは言葉によるものでした。
「毒を含む言葉」を矢として射かけてくると言っているのです。
また「彼らは舌を鋭い剣とし」とも語っています。
ダビデを悩ましたのは、剣や矢ではなく、
敵の放つ「言葉」だったのです。
言葉は時として、鋭い剣のようになって人の心を突き刺します。
時として矢のようになって、人の心に突き刺さります。
ダビデは、それに悩まされていたのです。
そして神に祈っているのです。
神よ、悩み訴えるわたしの声をお聞きください。
敵の脅威からわたしの命をお守りください。
わたしを隠してください
さいなむ者の集いから、悪を行う者の騒ぎから。
詩編 64編2〜3節
勇者をも悩ました、毒を含む言葉、
これは時代を越えて、今も私たちを悩まします。
キリストもどれほど嘲りと罵りの言葉を受けたことでしょうか。
私達はそのような攻撃にさらされた時、
キリストのように対応する必要があります。
キリストの対応は、次のようなものでした。
ののしられてもののしり返さず、
苦しめられても人を脅さず、
正しくお裁きになる方にお任せになりました。
ペトロの手紙一 2章23節
どんなときでも、神は確かに守って下さるのです。
すべての言葉を、神が聞いておられます。
すべての状況を、神がじっと見ておられるのです。
【今日の聖書】
【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。】
神よ、悩み訴えるわたしの声をお聞きください。
敵の脅威からわたしの命をお守りください。
わたしを隠してください
さいなむ者の集いから、悪を行う者の騒ぎから。
彼らは舌を鋭い剣とし
毒を含む言葉を矢としてつがえ隠れた所から
無垢な人を射ようと構え
突然射かけて、恐れもしません。
詩編 64編1〜5節