生き返ったラザロを見ても
イエスに生き返らせていただいたラザロを見て、多くの人々がイエスを信じました。
けれども、同じラザロを見ても信じることをしないばかりか
ラザロを殺そうとする人々がいました。祭司長たちが、そうでした。
何がわかるでしょうか?
死人が生き返るというような、目覚ましい奇蹟がたとえなされたとしても
みんながみんな信仰を持つとは限らないということです。
「奇蹟を見たら誰もが信じる」ということではないのです。
奇蹟を見ても、まったく信じなかった人がいたのです。
奇蹟ではなく、人を動かすのは愛です。
ザアカイが救われたのも、ペトロが回復したのも
イエスの愛によったのです。
愛こそが、私たちが神に求めるべき必要不可欠なものなのです。
【今日の聖書】
イエスがそこにおられるのを知って、
ユダヤ人の大群衆がやって来た。
それはイエスだけが目当てではなく、
イエスが死者の中からよみがえらせたラザロを見るためでもあった。
祭司長たちはラザロをも殺そうと謀った。
多くのユダヤ人がラザロのことで離れて行って、
イエスを信じるようになったからである。
ヨハネによる福音書 12章9〜11節