アイの戦いでは、アカンの罪のためにイスラエル全体が敗退しています。
　アカンは死なずに、関係のない３６人ほどが戦いで命を落としています。
　アカンひとりのために、３６人もが死んでしまうという恐ろしい事態です。

　そしてアカンの罪が暴かれて、アカンは石で打ち殺されてしまいますが
　この時、アカンの家族も共に石で打ち殺されてしまいます。
　たったひとりの罪のために、何人が犠牲になってしまったのでしょうか？

　ここで教えられるのは、罪のもたらす影響の恐ろしさです。
　私たちが、たったこれくらいの罪ぐらいならと思う、
　その罪がもたらす影響の、いかに大きいことでしょうか！

　アカンの行動の結末を見る時に、私たちは罪の恐ろしさを知らされます。
　アカンがなぜ家族と共に死ななければならなかったのか、
　そこには、神の罪に対する実に明確な態度が示されています。

　神にとって、どんな罪であってもそれは容認することはできないものなのです。
　この記事を読む時に、私たちは絶対に罪を軽く考えてはいけないと教えられます。
　故意の罪は、私たちの意志で避けることができるものです。

　確かにイエス・キリストは、わたしたちの罪をゆるしてくださいますが
　だからといって、安易に故意の罪を犯してしまうことがないように、
　神を畏れて生きていきたいと、そう願います。

　【今日の聖書】
　イスラエルの人々は、滅ぼし尽くして
　ささげるべきことに対して不誠実であった。
　ユダ族に属し、彼の父はカルミ、祖父はザブディ、
　更にゼラへとさかのぼるアカンは、
　滅ぼし尽くしてささげるべきものの一部を盗み取った。
　主はそこで、イスラエルの人々に対して激しく憤られた。
　ヨシュア記　７章１節