自己愛性パーソナリティ障害
自己愛性パーソナリティ障害とは、Wikipediaによると、
@ ありのままの自分を愛することができず、
A 自分は優れていて素晴らしく特別で偉大な存在でなければならないと思い込む
パーソナリティ障害の一類型である
とのことです。
ですから、自分を理想的な自分像に誇張表現して、
その姿を、相手に認めさせるのだそうです。
Wikipediaによると、
自己愛性パーソナリティ障害の症状は、以下の通りとのことです。
・人より優れていると信じている
・権力、成功、自己の魅力について空想を巡らす
・業績や才能を誇張する
・絶え間ない賛美と称賛を期待する
・自分は特別であると信じており、その信念に従って行動する
・人の感情や感覚を認識しそこなう
・人が自分のアイデアや計画に従うことを期待する
・人を利用する
・劣っていると感じた人々に高慢な態度をとる
・嫉妬されていると思い込む
・他人を嫉妬する
・多くの人間関係においてトラブルが見られる
・非現実的な目標を定める
・容易に傷つき、拒否されたと感じる
・脆く崩れやすい自尊心を抱えている
・感傷的にならず、冷淡な人物であるように見える
これがそのまま、その通りかどうかはわかりませんが、
ある程度、的を射ているように思います。
結局のところ、ありのままの自分が愛されていることが
わからないために、起きている症状であるのでしょう。
そのため、本来の自分よりもよく見せようとしてしまうわけです。
従って、自分よりも年下だったり地位が下の人に対しては
自分を良く見せられるので、自分を上にして付き合うことができるので
大丈夫なのですが、同等の人との付き合いができないのです。
ありのままを、恥ずかしくて見せられないのです。
年上の人や、自分より上位の人に対しては
ありのままを見せなくてよいので、付き合うことができます。
自己イメージが低いので、ありのままを見せることに
必要以上に、抵抗を感じてしまうのです。
ありのままを見せたら嫌われると思い、防衛してしまうのです。
自分が愛されていることの認識不足のために、
自分への愛を、人から求めてしまうことになり、
人を愛することまで、いきつかないのです。
しかし、イエス・キリストは、そのままのあなたを、
そのままで愛しておられます。
飾る必要もなければ、うまく見せる必要もないのです。
下手なまま、できないままの恥ずかしく思われる姿のままで
愛しておられるのです。
人から褒められなくても、神に限りない愛で愛されているのです。
神の愛を受け取ることによって、自己愛性パーソナリティ障害の
原因は取り除かれていくことでしょう。
神の愛を知ること、これこそが最も重要なことなのです。
【今日の聖書】
また、あなたがたがすべての聖なる者たちと共に、
キリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解し、
人の知識をはるかに超えるこの愛を知るようになり、
そしてついには、神の満ちあふれる豊かさのすべてにあずかり、
それによって満たされるように。
エフェソの信徒への手紙 3章18〜19節