賛美で終わるルカによる福音書
ルカによる福音書の最後の節は、以下の通りです。
絶えず神殿の境内にいて、神をほめたたえていた。
ルカによる福音書 24章53節
ルカによる福音書は、神への賛美で終わっています。
ルカによる福音書は、テオフィロに対する献呈の言葉に続く、
バプテスマのヨハネの誕生予告で始まっていますが、
その直後の1章のマリアの賛歌をはじめ、
2章の天の大群の賛美や、羊飼いたちの賛美と、
その始まりの部分にも、賛美が多く取り上げられています。
賛美に始まり、賛美に終わる福音書と言えそうなルカによる福音書です。
けれども、その賛美はそこで終わらずに今に至るまで継続しています。
キリストの昇天直後で終わったのではなく、今も続いているのです。
今賛美するのは、現代に生きる私たち一人一人なのです。
賛美は、天でも続きます。
賛美は、永遠に続くものなのです。
【今日の聖書】
彼らはイエスを伏し拝んだ後、
大喜びでエルサレムに帰り、
絶えず神殿の境内にいて、
神をほめたたえていた。
ルカによる福音書 24章52〜53節