今日のできごと


 前日  翌日  今月  去年の今頃  トップへ  更新
2017/5/15(月)



主イエスによる贖罪

 先日、山陰中央新報社の特別論説委員をしておられる
 大森正己氏の講演会でお話を、聞かせていただきました。
 その中で、グローバル化について話がありました。

 日本は独特の文化を持っているので、違った宗教的価値観が馴染むのか?
 という点について説明がありました。
 その中でキリスト教の贖罪論について語られたのですが、

 聖書には細かい生活規定があって、贖罪に関しても
 様々な規定があると、説明されていました。
 おそらくレビ記などに見られる、動物の犠牲などの律法の規定について

 言っておられたのだと思いますが、旧約聖書の贖罪規定は
 イエス・キリストにおける贖罪を、予表するものであって、
 イエス・キリストにおいて、贖罪は完成されています。

 ですから、各種の規定を守ることによって罪の赦しが得られるのではなく
 イエス・キリストの十字架の死による贖罪を信じることで、
 罪の赦しが得られることになります。

 したがって、罪の赦しを得るために各種規定を守ることは
 少しも必要ないということになります。どんなに頑張ったところで
 人間の力では、到底罪の赦しに到達することができないためです。

 ただキリストの十字架の血によってのみ、
 罪の赦しが得られるのです。
 私たちがすることは、信じることだけです。

 今回の講演会では、キリストにおける贖罪の説明が抜けていたので、
 聞いておられた方々に、贖罪について誤解を招いていたのではないかと思います。
 まだまだ、正確に聖書の内容が浸透していないことがわかりました。

 福音を正しく伝えていく責任は、私たちにありますから、
 しっかりと正確に理解していただけるように、語っていきたいと思いました。
 正しく理解していただけることを、心から願っています。

 【今日の聖書】
 ただキリスト・イエスによる贖いの業を通して、
 神の恵みにより無償で義とされるのです。
   ローマの信徒への手紙 3章24節


 前日  翌日  今月  去年の今頃  トップへ  更新