今日のできごと


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2017/3/21(火)



サウル王は兵士を恐れて罪を犯した

 1.サウル王は主の命令に背いて罪を犯した

 サウル王は、神に王として立てられますが、
 神によって王の位から退けられます。
 何が悪かったのでしょうか?

 サウルはサムエルに言った。
 「わたしは、主の御命令とあなたの言葉に背いて罪を犯しました。
  兵士を恐れ、彼らの声に聞き従ってしまいました。
 サムエル記上 15章24節

 神の言葉に従わなければならない状況で、
 兵士を恐れ、彼らの声に聞き従ってしまい、
 神の言葉を退けてしまったのです。

 2.主に聞き従わないことは大きな罪

 サムエルは言った。
 「主が喜ばれるのは
  焼き尽くす献げ物やいけにえであろうか。
  むしろ、主の御声に聞き従うことではないか。
  見よ、聞き従うことはいけにえにまさり
  耳を傾けることは雄羊の脂肪にまさる。
  反逆は占いの罪に
  高慢は偶像崇拝に等しい。
  主の御言葉を退けたあなたは
  王位から退けられる。」
 サムエル記上 15章22〜23節

 どんな献げ物よりも、主の御声に聞き従うことの方が大切なのです。
 主の御声に聞き従うことは、最上の献げ物に勝るのです。
 逆に主の御声に聞き従わないことは、神に対する反逆であり高慢です。

 反逆は占いの罪と等しく、高慢は偶像崇拝に等しいのです。
 どちらも、神でないものを神とし、
 神を否定してしまうという恐ろしい罪なのです。

 3.サウル王は悔い改めでなく言い訳をした

 サウル王は、サムエルに罪を指摘されています。

 何故あなたは、
 主の御声に聞き従わず、
 戦利品を得ようと飛びかかり、
 主の目に悪とされることを行ったのか。」
 サムエル記上 15章19節

 しかし彼は言い訳をするのです。

 サウルはサムエルに答えた。
 「わたしは主の御声に聞き従いました。
  主の御命令どおりに出陣して、
  アマレクの王アガグを引いて来ましたし、
  アマレクも滅ぼし尽くしました。
  兵士が、ギルガルであなたの神、
  主への供え物にしようと、滅ぼし尽くすべき物のうち、
  最上の羊と牛を、戦利品の中から取り分けたのです。」
 サムエル記上 15章20〜21節

 主が求められているのは言い訳ではありません。
 罪を悔いる砕けた心なのです。
 もしサウル王がサムエルから罪の指摘を受けた時に悔い改めていれば

 その後の展開は、大きく変わっていたでしょう。
 王位をはく奪されるまでには、なっていなかったのではないでしょうか?
 悔い改めの前に、言い訳をしたところが決定的な間違いでした。

 むすび. サウル王のような罪を犯さないために

 サウル王のことを愚かだと笑える人はだれ一人いません。
 私たちもサウル王と同じ罪を持っている、ひとりひとりなのです。
 人を恐れ、神よりも人の声に従い、罪を指摘されると言い訳する。

 そういう罪を犯さないように、神の助けを
 いつも、祈り求めていたいと願います。

 【今日の聖書】
 しかし、神の求めるいけにえは打ち砕かれた霊。
 打ち砕かれ悔いる心を
 神よ、あなたは侮られません。
 詩編 51編19節


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