今日のできごと


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2016/9/16(金)


 使徒言行録には、マルタ島の首長ポプリオの父が、
 パウロによって癒されたことが記録されています。
 熱病と下痢だったポプリオの父が、祈りによって癒されたのです。

 このことがあって後、島のほかの病人たちも、
 パウロのもとにきて、癒してもらいました。
 当然パウロから、癒し主であるイエス・キリストの

 福音を聞いたことでしょう。
 マルタ島の人々は、癒しを通してイエス・キリストを
 知ることになったわけです。

 もし、パウロの乗っていた船が難破しなかったら
 どうだったでしょうか?

 マルタ島の人々は、主からの癒しを受け取ることが
 できなかったでしょうし、パウロを通して福音を聞く
 チャンスもなかったでしょう。

 なぜ神様は、パウロの乗った船を嵐に合わせ
 難破することを、許されたのか?

 神様は、マルタ島の人々のところに、
 パウロを行かせたかったのです。
 パウロを通して、マルタ島の人々を救いに導きたかったのです。

 なぜ神様はパウロの手に
 まむしが噛みつくのを、許されたのでしょう?

 もし噛みつかなかったら、パウロを守ってくださっている
 神様のことが、わからなかったでしょう。
 パウロに対して、何の関心も寄せることはなかったでしょう。

 マムシにかまれて何の害も受けなかったからこそ、
 人々は、パウロに注目し、驚きの目をもって彼を見たのです。
 イエスの名による癒しをなし、福音を語る土台ができたのです。

 嵐とマムシ、どちらもできれば遭遇したくないものです。
 しかし神様は、それらを用いて、福音宣教を大きく押し進めて
 くださったのです。

 【今日の聖書】
 ところが、パウロはその生き物を火の中に振り落とし、
 何の害も受けなかった。
 体がはれ上がるか、あるいは急に倒れて死ぬだろうと、
 彼らはパウロの様子をうかがっていた。
 しかし、いつまでたっても何も起こらないのを見て、
 考えを変え、「この人は神様だ」と言った。
 使徒言行録 28章5〜6節


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