今日のできごと


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2016/9/14(水)


 今日は祈祷会でした。
 今日のメッセージは、列王記上のサレプタのやもめの個所でした。

 1.神様は、貧しいやもめを選ばれた

 「立ってシドンのサレプタに行き、そこに住め。
 わたしは一人のやもめに命じて、そこであなたを養わせる。」
 列王紀上 17章9節

 神様は、アハブの罪ゆえに、数年の間、
 地の上に雨を降らせず、その地域一帯を飢饉にされました。
 そのときエリヤを、やもめの家で養われるようにされました。

 豊かな財産がある裕福な家ではなく、夫を亡くしたやもめの家です。
 しかも、食料があと一食で尽きてしまうという
 ぎりぎりの状況に置かれていた、やもめの家で養わせることにしたのです。

 彼女は答えた。
 「あなたの神、主は生きておられます。
  わたしには焼いたパンなどありません。
  ただ壺の中に一握りの小麦粉と、
  瓶の中にわずかな油があるだけです。

  わたしは二本の薪を拾って帰り、
  わたしとわたしの息子の食べ物を作るところです。
  わたしたちは、それを食べてしまえば、
  あとは死ぬのを待つばかりです。」
 列王紀上 17章12節

 エリヤを養うどころか、自分と子供の食料が
 あと一食で尽きてしまうという、ぎりぎりの状況でした。
 他人を家に招き入れて、養える状況ではありませんでした。
 
 2.神様は、やもめの家の食料が尽きないようにされた

 しかし、エリヤの言葉通りにしたやもめの家では、
 実に不思議なことが、起こっています。

 なぜならイスラエルの神、主はこう言われる。
 主が地の面に雨を降らせる日まで
 壺の粉は尽きることなく瓶の油はなくならない。」
 列王紀上 17章14節

 壺の粉は、使っても使っても尽きることがなくなり、
 瓶の油も、使っても使っても尽きることがなくました。
 食料がなくならないようになったのです。

 やもめは行って、エリヤの言葉どおりにした。
 こうして彼女もエリヤも、
 彼女の家の者も、幾日も食べ物に事欠かなかった。
 列王紀上 17章15節

 私たちの信じている神様は、与えてくださる神様です。
 しかもそこに、限界はありません。
 壺の粉は尽きることなく、瓶の油はなくならなかったのです。

 神様の豊かさは、無限です。
 やもめの家が、貧しく飢え渇いたときに、
 雨が降るまでの期間、限りなく与え続けてくださいました。

 3.やもめは、神様の言葉に従ってまずエリヤに与えた

 この個所は、決して「働かなくても求めればいい」というような
 怠けることを勧めている箇所では、ありません。そうではなく
 神様には、無限に与える力があるんだということを

 教えてくれる箇所なのです。そして、その無限に与えてくださる
 神様は、私たちに与える前にまず「私たちの信仰を求められる」
 ということを教えられる箇所なのです。

 自分と子供の分だけしか、もう残っていなかったのに、
 まずエリヤに、小さいパン菓子を作って持って行ったのです。
 大きなチャレンジだったことでしょう。

 5つのパンと2匹の魚をささげた少年を連想します。
 自分のお弁当を、全部差し出しているのです。
 自分のものを、自分のものとしないでささげてしまう。

 それをイエス様が祝福して、弟子たちを通して
 人々に配られると、みんなが満腹するほど増えたのです。
 もちろんお弁当の持ち主だった少年も、おなか一杯食べたのです。

 もし、それをささげていなかったら、何も起きなかったのです。
 このやもめも同じです。自分たち家族のことより
 神の預言者エリヤの言葉を信じ、それを優先したのです。

 むすび. 欠乏の時こそ神様を優先し神様を求める

 私たちには、欠乏がやってきます。そのときに
 足りないものを求めることを、神様を求めることよりも
 優先してしまうと、かえって欠乏がやってきます。

 逆に足りない時こそ、まず神様のことを優先し、
 神様に求めると、必ず与えられるのです。
 そして、与えてくださる神様を私たちは体験できます。

 神様に求めるときに、まず自分の持っているものを
 「神様の前にささげる」というチャレンジがやってきます。
 私たちには、このチャレンジが与えられているのです。

 やもめはささげて、神様からの祝福を得ました。
 少年も、5つのパンと2匹の魚をささげて祝福を得ました。
 自分以外の人を豊かに潤すことになったのです。

 私たちは、どうでしょうか?
 私たちの持っているもの、それは目に見えるものだけではありません。
 目に見えない心や時間、それらを私たちはどうするでしょうか?

 【今日の聖書】
 エリヤは言った。
 「恐れてはならない。
  帰って、あなたの言ったとおりにしなさい。
  だが、まずそれでわたしのために小さいパン菓子を作って、
  わたしに持って来なさい。

  その後あなたとあなたの息子のために作りなさい。
  なぜならイスラエルの神、
  主はこう言われる。
  主が地の面に雨を降らせる日まで
  壺の粉は尽きることなく
  瓶の油はなくならない。」
 列王紀上 17章13〜14節

 主がエリヤによって告げられた御言葉のとおり、
 壺の粉は尽きることなく、
 瓶の油もなくならなかった。
 列王紀上 17章16節


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