今日のできごと


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2016/6/6(月)


 聖書には、絶体絶命の大ピンチを乗り越えた人の話が出てきます。
 たとえばペトロ。まずステファノが石打ちにあって殉教し、
 ヤコブがヘロデ王に捕らえられ、剣で切り殺されます。

 そして続いてペトロがヘロデ王に捕らえられたのです。
 ペトロは牢に入れられ、四人一組の兵士四組に引き渡されて
 監視の元に置かれました。

 ペトロにとって大ピンチであったとともに、
 教会にとっても大ピンチでした。
 教会はペトロのために、神に熱心に祈り続けていました。

 一方ペトロは、二本の鎖につながれてふたりの兵士の間で寝ており、
 戸口には番兵たちが牢を監視していました。
 どうなったでしょうか?

 すると、主の天使がそばに立ち、光が牢の中を照らした。
 天使はペトロのわき腹をつついて起こし、
 「急いで起き上がりなさい」と言った。

 すると、鎖が彼の手から外れ落ちた。
 天使が、「帯を締め、履物を履きなさい」と言ったので、
 ペトロはそのとおりにした。

 また天使は、「上着を着て、ついて来なさい」と言った。
 それで、ペトロは外に出てついて行ったが、
 天使のしていることが現実のこととは思われなかった。

 幻を見ているのだと思った。
 第一、第二の衛兵所を過ぎ、町に通じる鉄の門の所まで来ると、
 門がひとりでに開いたので、そこを出て、
 ある通りを進んで行くと、急に天使は離れ去った。

  使徒言行録 12章7〜10節

 不思議なことが起こりました。
 天使が現れ、彼を助け出したのです。
 四人一組の兵士四組に見張られ、

 二本の鎖につながれてふたりの兵士の間にいて、
 戸口には番兵たちが牢を監視している、
 そんな状況から脱出することができたのです。

 もしあの時、教会がペトロのために、
 神に熱心に祈り続けていなかったらどうだったでしょうか?
 もしかすると、ペトロはそのまま殉教していたかもしれません。

 大ピンチを乗り切る秘訣、それは熱心な祈り、
 教会あげての祈りであることを教えられます。

 【今日の聖書】
 こうして、ペトロは牢に入れられていた。
 教会では彼のために熱心な祈りが神にささげられていた。
 使徒言行録 12章5節
 


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