今日も五月晴れです。
　イスラエルも冬は雨期になりますが、
　今の時期の少し前ぐらいから乾期になるようです。

　ちょうど今ぐらいの季節は、小麦の収穫の季節のようです。
　３月から４月にかけてが、大麦の収穫の季節で、小麦は今頃です。
　ルツ記に登場するルツは、小麦の収穫が終わるまで働きました。

　ルツはこうして、大麦と小麦の刈り入れが終わるまで、
　ボアズのところで働く女たちから離れることなく
　落ち穂を拾った。　ルツ記　２章２３節

　その後ボアズは、麦打ち場で大麦をふるい分けます。
　その晩に、ルツは麦打ち場のボアズの所に行き、
　次のような願いを語ります。

　「わたしは、あなたのはしためルツです。
　　どうぞあなたの衣の裾を広げて、
　　このはしためを覆ってください。
　　あなたは家を絶やさぬ責任のある方です。」
　　　ルツ記　３章９節

　ここから、ルツとボアズは結婚へと向かって進んでいきます。
　ルツの勇気ある決断と行動が、ふたりを夫婦へと結びつけて
　ゆくことになっていったのです。

　しかし、元々それを計画したのは、姑のナオミでした。

　「わたしの娘よ、わたしはあなたが幸せになる
　　落ち着き先を探してきました。
　　　ルツ記　３章１節

　ナオミとルツの一致した連携プレーがありました。
　ナオミはルツのことを思いやり、ルツはナオミに従順に従う。
　麗しい嫁と姑の関係が、そこには描かれています。

　その結果は、ルツにとってもナオミにとってもボアズにとっても
　良い結果になりました。誰もが祝福されているのです。
　互いに愛し合うということは、すべての人を幸せにするということを

　ここから教えられます。
　平和と喜びは、互いに愛し合うことによってもたらされるのです。
　互いに愛し合い、喜びと平和をあふれさせていきましょう！

　【今日の聖書】
　フィリピの信徒への手紙　２章２節

　同じ思いとなり、同じ愛を抱き、
　心を合わせ、思いを一つにして、
　わたしの喜びを満たしてください。