今日のできごと
2016/5/11(水)

今日の祈祷会は、ヨナ書3章を一緒に読んで
分かち合いをしました。
今日もいろんなことを教えられ、楽しく学ぶことができました。
3章では、ニネベの人々がヨナの宣教によって
次々に悔い改めます。王までもが悔い改めたばかりか、
国中に悔い改めを勧告する布告をしていることに驚かされます。
なぜそんなに即座に悔い改めることができたのでしょうか?
大きな罪の中にいたにもかかわらず、
国中が断食し悔い改めることができたのはなぜでしょうか?
ヨナが立派な人格者だったから、素晴らしく用いられたのでしょうか?
ヨナはそもそもニネベに行くのが嫌で、逃げていた人物です。
聖書の中の預言者で、神様の命令に背いて反対方向に行った預言者など
ヨナぐらいではないでしょうか?
ヨナの人格を見れば、その後のヨナはニネベが滅ぼされないのを知るや
神に対して怒っている短気な人物だったことがわかります。
ヨナは決して、優れた人格者だったわけではありません。逆です。
なぜそんなヨナが伝えただけで、
ニネベのみんなが悔い改めることができたのでしょうか?
それはもはや、ヨナ自身の力ではないということを明確に示しています。
ヨナが立派な人物で、模範的な態度だったから
そのヨナを見て、その語ることに耳を傾け信じたというのではないのです。
むしろ問題おおありのヨナをも用いて、ニネベの町の人々を悔い改めへと
導かれた、神様が素晴らしいのです。
そんなヨナひとりを用いて、周囲を歩くと3日もかかるような
大きな町ニネベの人々を滅びから救われたのです。
私たちも自分を見て
「わたしはだめだ、こんな自分じゃ大した働きもできない」と
考えてはなりません。逆にこんな自分を用いてくださる神様は素晴らしい!
そう考えて、自分自身を神に差し出す
そういう姿勢が必要なのです。
大きな町ニネベに遣わされたのは、ヨナひとりだけでした。
けれどもニネベ中の人々対、たったひとりのヨナという構図の中で、
勝利したのはヨナのほうだったのです。
本当にすごいことだと思います。
【今日の聖書】
ヨナはまず都に入り、一日分の距離を歩きながら叫び、
そして言った。「あと四十日すれば、ニネベの都は滅びる。」
すると、ニネベの人々は神を信じ、断食を呼びかけ、
身分の高い者も低い者も身に粗布をまとった。
ヨナ書 3章4〜5節