今日は夜、祈祷会がありました。エステル記４章です。


　エステルは、大勢の女性の中から王妃に抜擢されました。
　王妃になると、それで目標が達成されたと考えがちです。

　しかし、エステルの真の使命は、
　王妃になることでは、ありませんでした。
　ユダヤ人根絶の危機を脱するために、

　王妃という立場で、王に願うことにありました。
　その命令を王に却下してもらうよう願えるのは、
　王妃であるエステルが一番だったのです。


　王妃になった当初は、そのようなことになるとは、
　予想だにしてなかったでしょう。
　しかし王妃になった後、ユダヤ人根絶の勅書が出されました。

　エステルが王妃になったのは、
　単に、富や高い地位を楽しむことではなかったのです。
　諸州にいる全ユダヤ人の命を救うためだったのです。

　神様は、そのためにエステルが王妃になるように導かれました。
　エステルを王妃にして、エステルが王に願うことによって
　当時のユダヤ人の命を守られました。


　エステルの使命は、当時のユダヤ人の命を救うことでしたが、
　イエス様の使命は、全世代の世界中の人々の命を救うことでした。
　神様は、ひとりも滅びることを望んでおられません。

　すべての人々を救うために、今もなお働かれているのです。
　そして現在の私たちが、２１世紀のエステルとして
　神様に用いられているのです。

　【今日の聖書】
　この時にあたってあなたが口を閉ざしているなら、
　ユダヤ人の解放と救済は他のところから起こり、
　あなた自身と父の家は滅ぼされるにちがいない。
　この時のためにこそ、
　あなたは王妃の位にまで達したのではないか。」
　エステル記　４章１４節