今日のできごと
2016/4/24(日)

イエス・キリストは十字架と復活の後、天に昇って行かれました。
最後の言葉が、「エルサレムを離れないで、父の約束を待ちなさい」でした。
ほかの福音書によると、キリストが復活後、昇天前に語られた命令は
「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。」
マルコによる福音書16章15節
「行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。」
マタイによる福音書28章19節
です。「エルサレムを離れるな」と「全世界に行って」では、正反対です。
全世界に行く前に、エルサレムに留まっていなければならなかったのです。
いつまでだったでしょうか?
聖霊のバプテスマを受けるまででした。
聖霊に満たされるまでは、エルサレムに居なければならなかったのです。
聖霊に満たされて初めて、全世界に出て行ったのです。
「全世界に行くこと」よりも優先されたのは、「聖霊に満たされること」でした。
聖霊に満たされて初めて、人々は世界中に出て行って
イエス・キリストを宣べ伝えていきました。
宣教に先立つ最優先事項は、
「聖霊に満たされること」だということがわかります。
私たち自身のうちには、もともと力がないからです。
どうしても、力を与えてくださる聖霊の助けが必要なのです。
【今日の聖書】
そして、彼らと食事を共にしていたとき、こう命じられた。
「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、
父の約束されたものを待ちなさい。
使徒言行録 1章4節