今日のできごと
2016/10/23(日)

今日は、野波地区では「ガッチ祭り」が行われていました。
白装束で黒帯を締め、真っ赤な頭巾をかぶって、
足袋をはき、「シュッポ」という藁の棒を持った男たちが
町中の人たちを、「キェー」などの奇声をあげながら
叩いてまわる祭りです。中にはお面をつけている人もいました。
見ているだけでも叩かれてしまうので、逃げなければなりません。
子供たちは、思いっきり逃げ回っていました。
神出鬼没でどこにいるかわかりませんので、どきどきしながら
歩いているようでした。
大人は逃げないで、叩かれていましたが、
叩かれると無病息災だ、と言われていますので、
叩かれるままになっていたようです。
叩く人は、お神酒が入っているので、
半ば酔っぱらっていましたので
最後の方になると、思いっきりひっぱたいていました。
町の中の家を訪問する時でも、
道を歩くだけで追いかけられて、
叩かれてしまうので、注意が必要でした。
明治時代以降にはじまったと言われていますが、
野波地区は、奈良時代から人が住んでいる古い町なので
もしかしたら、その当時の何らかの名残なのかもしれません。
【今日の聖書】
悪魔にすきを与えてはなりません。
エフェソの信徒への手紙 4章27節