今日のできごと


 前日  翌日  今月  去年の今頃  トップへ  更新
2016/10/21(金)


 今日は大きな地震で、松江市内でも、かなり揺れました。
 メンバーの安否確認をしている最中ですが、ほぼ大丈夫なようです。
 けれども全員の安否確認は、最後の一人までが原則です。

 東日本大震災の時、福島県内の教会で、その教会の牧師が
 教会のメンバーや、よく来られる方々に確認をとっていった時、
 ほとんどの方が無事だったので、おそらくみんな無事だろうと、

 楽観視していたのですが、実は連絡が取れなかった
 1軒のご家族の家が、津波の被害を受けてしまい、
 命からがら津波から避難し、生活していたと、

 後からご本人から聞いて知った、ということがありました。
 本人に直接会って、確かな報告を聞くまで、
 実際の所はわからないということが、よくわかります。

 このように、連絡が取れないというのは、
 「特に連絡するほどの大きな被害がなかった」という場合と、
 「連絡できないほど大変な状況に陥っている」場合の

 両方がありますので、注意が必要です。
 ほかのみんなが無事だから、その人も無事だろうと決めつけないで
 最後まできちんと確認をとることが、とても重要になってきます。

 パウロが海で遭難したとき、全員が無事に助かったことが
 使徒言行録に書かれています。この時も、最後の一人まで
 きちんと確認をとっていたことがわかります。

 イタリアに行くアレクサンドリアの船に乗っていたのは、
 全部で276人でした。

 船にいたわたしたちは、全部で二百七十六人であった。
 使徒言行録 27章37節

 船は浅瀬に乗り上げてしまって壊れますが、
 276人全員が、泳いだり板切れにつかまったりして、
 無事マルタ島に上陸しました。

 上陸した後で、きちんと人数を確認して全員無事だと
 確認していたことがわかります。
 嵐と座礁の中でも、船の乗員はひとりも失われなかったのです。

 【今日の聖書】
 残りの者は板切れや船の乗組員につかまって
 泳いで行くように命令した。
 このようにして、全員が無事に上陸した。
 使徒言行録 27章44節


 前日  翌日  今月  去年の今頃  トップへ  更新