9

神様がおつくりになったもの
(主婦)

「そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いを
キリストイエスにあって守ってくれます。」(ピリピ4:7) 

 今年の5月28日、息子は2歳の誕生日を迎えます。思い返すと初めての経験にとまどいと不安、そしてたくさんの喜びが入り混じった日々でした。妊娠がわかった時、私は児童養護施設で働いていました。週3日宿直の勤務、子供たちと体当たりの毎日、徹夜になることも多く、身体がもつか不安でした。でも区切りのつく年度末までなんとかがんばりたい、神様、力を貸して下さいと祈りました。

 子供たちはおなかの赤ちゃんを自分の兄弟のように大切に気遣い、虐待や思春期などで不安定になっていた子供たちが不思議と落ち着いてきて、職員の理解と祈りの中、妊娠8ヶ月まで元気に働くことができました。出産は2日にわたり、言い表せないつらさでしたが、赤ちゃんの顔を見ると、麻酔で朦朧としていた頭がパッと覚醒し、舞い上がるような喜びと、神様への感謝の気持ちでいっぱいになったことを覚えています。

 私は今まで保母として大勢の子供をお世話してきたけれど、生まれたての自分の子供に接すときはわからないことだらけ、「これでいいのかなぁ」と模索する毎日です。だけど母をはじめ周囲の人々が教えてくれ、そしてなによりも神様が見守っていてくださると思うと心強く、落ち着いて子供と向き合えます。

 この頃は足もともしっかりしてきて、言葉もたくさん覚え、動物の名前を真剣な顔で教えてくれます。朝、目覚めると「おはようさん」と言って、朝寝坊のママをかわいい笑顔で起こしてくれます。できなかったことをいつの間にか教えてもいいないのにやってしまい、毎日少しづつ大きくなっていきます。私も主人もおいていかれないように一緒に成長してゆきたいと思います。

 主人はまだ神様のことをあまり知らないけれど日曜日は喜んで教会に送りだしてくれます。時間はかかりそうだけど少しづつ主人にも伝えていって、いつか家族そろって教会に来られる日が来ることを信じて祈っています。そしてその時には長男に兄弟がいるといいなぁと思っています。

最後に妊娠中に、牧師夫人が下さったカ−ドの言葉を書きます。

「子供は神様のおつくりになったもの。この世への、国への、家族への、神様のいちばん美しい贈り物です。」
                                
マザ−・テレサ             

2002年5月5日