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シロアム教会 礼拝説教要旨集
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 2017年3月26日 
「神の真実」加藤豊子牧師
コリントの信徒への手紙一1章1−9節



 コリントは、パウロが第2回伝道旅行の折に訪れた都市です。アテネが学問の町と呼ばれるに対し、コリントは東西の物流の拠点であることから商業の盛んな町でした。様々な人々が行き交う、豊かで自由な経済都市でしたが、経済的繁栄と倫理的堕落の同居する、私たちの現代社会と共通するところのある町でありました。パウロはそこに、比較的長期間1年半滞在し、教会が誕生しました。離れた所にいて直接牧会することができない状況の中、様々な問題に直面しているコリントの信徒たちを思い、パウロはこの手紙を書いています。



 「神の御心によって召されてキリスト・イエスの使徒となったパウロ」とパウロは自分のことを紹介しています。「召された」とは、呼ばれたという意味です。自分は、神のご計画の中で、福音を伝える者として神に呼び出されたのだ、とパウロは言います。そしてさらに、神に召されているのはパウロのような使徒だけではなく、主イエスを呼び求めるすべての人々が、神に召された者、すなわち神に呼び出された者であることが語られています。「召されて聖なるものとされた人々へ」と呼びかけられているように、教会とは神様に呼ばれ、聖なるものとされた人々の集まりです。



 「聖なる」とは、清く正しい、欠点が全くないという意味ではありません。神様のものとして選び分かたれた、神のものとされた、という意味です。私たちは自分の力では、清く正しく生きることができないことを知っています。そして神の前には誰一人自分には罪がないということはできないのです。ただ一人主イエス・キリストを通し、私たちは罪の赦しに与り、また神に召されたもの、神のものとして歩んでいくことができるのです。



 「神は真実な方です。」(9節)

 「真実」という言葉が信じられないようこの世の中において、神は変わることなく、いつの時代に於いても信頼に値するお方であり、私たちの信仰の歩みを最後まで導き支えてくださることを感謝したいと思います。
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