説教の要約:2015年5月
 
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第一主日聖餐式礼拝:2015年5月3日
 
説教者 加藤信治師
 
今週の聖句
「イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行い、その栄光を現された。そして弟子たちはイエスを信じた。」(ヨハネ2:11)
 
題「栄光を顕される主」(ヨハネ2:1〜11)
1)婚宴の宴会においてぶどう酒がなくなった。主イエスの母は彼にその事を知らせた。主イエスはまだ時が来ていないとそれには応じなかったが、母は僕たちに、イエスの言うことを行うように頼んだ。問題を主の下に持って行くことである。
2)主イエスは水をぶどう酒に変え、栄光を顕して下さる方である。結婚の祝宴は人生の門出を祝うもっとも大きな楽しみと喜びの祝いであるが、不思議をもって満たして下さった。さらに美味しい、充分な量のぶどう酒を用意し、喜びと楽しみがさらに満ちるように陰で支えて下さった。
主イエスの弟子たちになったのはバプテスマのヨハネの弟子たちであったが、禁欲主義的な教えからするとイエスのされたことは驚くべきことだったろう。
3)水汲む僕に主の栄光にあずかる喜びを知らせて下さる。必要のあるところで、主イエスのみ声に従って、水を汲む。その水がぶどう酒に変わっていた。信仰によって水を汲む作業に携わることを求められている。
 
 
 
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第二主日母の日礼拝:2015年4月10日
 
説教者 加藤信治師
 
今週の聖句
天にいますわたしの父のみこころを行う者はだれでも、わたしの兄弟、また姉妹、また母なのである」(マタイ12:50)
 
題「神の御心を行う共同体」(12:46-50)
1)夫婦に子供が授かり育てる。女性は子供を宿し、共同体から始まる。産みの苦しみと喜び。子供が生まれて、身近で養育しながら、人間について学ばざるを得ないだろう。愛し、情感豊かに親しい関係を造る賜物を得ているのではないか。身体に不自由を持って生まれつつ、社会的にめざましい働きをする人がある。親(や周りの人)が愛情を注ぎ、積極的な信念を持って子供を養育し訓練する場合が多い。子供の持つ能力を信じて愛情を注ぎ、個性を伸ばすことが求められる。
2)聖書で見ると、神の御心を悲しませる働きをした子供を育てた母もある。ヨハネの首を求めさせたヘロデヤ。ユダの王でありながら偶像崇拝によって国を衰退させた。ヨラム、アハジヤ、・・・。しかしまた一方、祭司の娘で、国を栄えさせた王を育てた母もいる。
3)主イエスは、天の父の御心を行う者がわたしの兄弟、姉妹、母であると言われた(マタイ12:50)。主イエスを主と崇め、この世の偶像(父母、兄弟、富も含め)を捨てた者は、捨てたものを迫害と共に受け、永遠の命を受けると言われた。(マルコ10:29,30)。また十字架上の主イエスは、母と弟子のヨハネを新しい家族として結び合わせた。
 
 
 
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第三主日礼拝:2015年4月17日
 
説教者 加藤育代師
 
今週の聖句
「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ3:16)
 
題「この世を愛される神」(ヨハネ3:16-21)
1)聖書の中で最も大切な御言葉の一つ。人々に愛される、有名な御言葉。唯一まことの天地創造の神はこの世を愛される神である。
2)この世は罪の世である。偶像崇拝をし、自分中心、人間中心で欲しいままに欲に向かっていく世である。情欲に満ちた世。人間の愛は自分に都合が良い人は愛するが、悪い人は愛さない、愛せない。闇が悪が、サタンが支配する世である。滅びに向かっている世。〔ローマ1章、〕
3)神はこの世を愛して、御子を遣わされた。それはこの世が御子によって救われるため、永遠の命を得るためである。御子を信じる者は永遠の命を持つ。しかしこの世は御子を寄ってたかって殺してしまった。そのことを神は知っておられたが、そうしなければ人類の救いはなかった。
4)御子を信じる者は裁かれない。御子を信じない者はすでに裁かれている。ひとり子の名を信じることをしないから。この名によってのみ救われる。光なるキリストのもとに来る時、癒され、闇から解放される。闇に捕らわれていてはいけない。
 
 
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第四主日聖霊降臨日(ペンテコステ)礼拝:2015年4月24日
 
説教者 鈴木竜実師 (めぐみイエス・キリスト教会牧師)
 
特別礼拝 午前
題「行ってみなければ分からない」(創世記12:1-4)
 
特別集会 午後
題「もしあなたが信じるなら」(ヨハネ11:38-44)
 
 
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第主日礼拝:2015年5月31日
 
説教者 加藤信治師
 
今週の聖句
イエスは彼らに言われた、『わたしについてきなさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう』。すると、彼らはすぐに網を捨てて、イエスに従った。」(マルコ1:17,18)
 
今週の聖句
主イエスに従う者たち」(マルコ1:16-45)
1)主イエスはペテロらに、「ついて来なさい、人間をとる漁師にしよう」と声をかけた。彼らは持ち物や働きを置いて、イエスに従った。弟子はイエスに従い、倣い、イエスの働きを行う人である。イエスは病人を癒し、身体の不自由を直し、悪霊を追い出し、奇跡を行い、福音を宣べ伝えた。自然をも従わせた。キリストはそういう権威と力を持っている方である。キリストを信じ、従う者を神は祝福され、キリストの業を行う者とされる。
「御子を信じる者は永遠の命をもつ。御子に従わない者は、命にあずかることがないばかりか、神の怒りがその上にとどまるのである」(ヨハネ3:36)
「わたしを信じる者は、またわたしのしているわざをするであろう。そればかりか、もっと大きいわざをするであろう。」(ヨハネ14:12)
キリストに従い、その権威と力に生きる者とさせていただきたい。
 
 
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