説教の要約:2009年12月
 
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第一主日聖餐式主日礼拝(聖書聖日、アドベント第二週)
:2009年12月6日
 
説教者 加藤信治師
 
今週の聖句
「時が来れば成就するわたしの言葉を信じなかったから、あなたは口がきけなくなり、この事の起る日まで、ものが言えなくなる」(ルカ1:20)
 
題 「時が来れば成就する神の言葉」(ルカ1:5-23)
1)祭司ザカリヤは聖所で香をたいていた時、御使いが現れ、御告げを受けた。「妻に男の子が与えられる。名をヨハネを名付けなさい。イスラエルの多くの子らを主なる神に立ち帰らせる」と。それは待ち望んでいた喜ばしい、素晴らしい知らせであった。しかしザカリヤは自分たち夫婦が年老いているため、その言葉が信じられなかった。御使いは、「時が来れば成就する主の言葉を信じなかったから、あなたはことが起こるまでものが言えなくなる」と言われ、その通りとなった。すなわち、時が満ち、ヨハネが生まれ、名付ける時、当時の習慣に反してヨハネと板に書いたところ、ものが言えるようになった。ザカリヤに語られた言葉が、男の子の誕生とものが言えるようになる形で成就したと共に、さらにこの男について語られた預言が成就することを望みを持って待つ者とされた。
2)ヨハネはイスラエルの多くの人々を悔い改めて神に立ち帰らせる働きに用いられ、また主イエスの前に道備えをしたことを私たちは聖書より学んでいる。エリサベツのお腹の中で、ヨハネが成長する間、ザカリヤはものが言えないで不自由したことだろう。しかし、その心は神が約束して下さったことにますます望みを置き、名もない下級の祭司に過ぎない自分に神が表して下さった恵みの大きさに大きな感謝と喜びに満たされていたのではないか。ヨハネが誕生してから、ザカリヤは聖霊に満たされて、ルカ1:68-80の賛歌を歌った。
 神の約束、福音の素晴らしい知らせを喜んで受け入れたい。私たちは環境や現状に失望しやすいのではないか。主イエス・キリストの十字架と復活の福音はすべての人に命をもたらす。
 
 
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第二主日礼拝(アドベント第三週):2009年12月13日
 
説教者 加藤信治師
 
今週の聖句
「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」。(ルカ1:38)
 
題 「マリヤの従順」(ルカ1:26-38)
1)突然、御使いガブリエルがマリヤに素晴らしい知らせを告げに現れた。マリヤはダビデ家の出である貧しい大工のヨセフの許嫁であったが、取り乱さず落ち着いて、静かに応対した。「主があなたと共におられます」。まさに神であられる方がこの女性のうちに宿り、共におられる者となられた。それはマリヤが常日頃神のみ声に聴き従い、神の臨在を喜び、神に仕えていたからであろう。
2)御使いは彼女に、「恐れるな」と告げた。語られたことは、処女である自分に男の子が与えられる、その子はイエスという名で、神の子と唱えられ、神からダビデの王座を受け、ヤコブの家を支配するという途方もない恐るべき約束である。その子供を産む働きに自分が選ばれたという召しである。
2)「どうしてそんなことがあり得ましょう」。マリヤには想像もつかないことだったであろう。まだ結婚していない、一介の貧しい娘、卑しい者(1:48)に過ぎない、自分にどうしてそんなことがあり得るだろうか。咄嗟に自分の無力や無価値を知る者の応答であろう。それは後にそういう自分を神が選び用いて下さることへの感謝と喜びとなる。
3)聖霊が自分に臨んで男の子を身籠もらせられた。エリサベツの話を聞き、神に不可能はないことを信仰の目で受け取った。
1)「私は主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」。神の約束、真実を信じ、それに委ねる者の言葉、姿勢である。人類を救う神の御子が生まれるという素晴らしい奇蹟は、一人の女性信仰と従順の上に起こった。
 私たちも日々御言葉に聴き、神様との交わりを深め、自分に与えられた神の召しに応答したい。
 
 
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第三主日 クリスマス礼拝:2009年12月20日
 
説教者 カメイ・ダイタオ師
 
今週の聖句
「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ3:16)
 
題 「クリスマスの意味」(ヨハネ3:16-18)
 
 
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第四主日礼拝 最終感謝礼拝:2009年12月27日
 
説教者 加藤信治師
 
今週の聖句
喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。」(ローマ12:15)
 
題 「共に喜び、共に泣く」(ローマ12:14-18)
 教会の伝道の前進を願って、親しい家族関係を回復するにはどうしたら良いのかを考えてきました。今まで築いてきている関係(習慣、伝統)の誤りに気付き、新しい関係に変える、気持ち(感情)を分かち合う、生活を共有する、価値観を分かち合う(御国の雰囲気で)。
 父母を敬う。主が与えられた地で長く生き幸いを受ける秘訣。
 裁き合わない。苦い根(苦々しい思い)を取り除く。偽り、内なる誓い、石の心を取り除き、悔い改める。心から共に喜び、共に泣くことが求められています。