日本キリスト教団

2022.01.02 説教ダイジェスト
礼拝説教要約 「命の木」
創世記3章20-24節
ヨハネの黙示録22章12-15節
 エデンの園を追放される人(アダムとエバ)は、裸だったので体を覆う毛皮の 衣を与えられた。神は、命を守られる。旧約聖書のヨブ記1章で、サタンがヨ ブを試みて良いかと神に伺いを立てると、神は許可するがヨブ自身を傷つける な、命は取るなと諫めた。神は、死を望まない。神は、命を授け育み守る方だ。

 20節で、女に「エバ」つまり「命」と名付けた。すべて命あるものの母 となった。それまではエデンの園にアダムとエバがいるだけだったが、エバは 命を産み出せるようにされた。人は命を産むものとなり、人は神に守られる。 人(命)が命を産み、この世は命から命へと,命をつなぐ所になった。この世 界は、命を授け育む神がおられる世界、命の世界だ。神は、命を喜び祝福する。

  詩編 104 編「 主よ、御業はいかにおびただしいことか。あなたはすべてを知 恵によって成し遂げられた。地はお造りになったものに満ちている。」神共に あるこの世界は、命にあふれている。命は、神様からの最高の贈り物だ。命は、 脆く弱い、限りがある。だから、素晴らしいのだ。ただ一つの価値あるものだ。 命あるものを大切にすることを心がけよう。

  人はエデンの園から追放され、同時に、命の木(不死の木)を失った。しかし、 イエスの救いにより永遠の命が約束されている。黙示録22章には、天上の世 界、新しいエルサレムには、命の木が植えられていて、いくらでもとって食べ て良いという。私達に永遠の命が備えられている。

  肉体の命があり、霊の命(永遠の命)がある。神は肉体の命を祝福され、私達 は生きることが喜びである。また、神は永遠の命をくださるので、私達にいつ までも喜びがある。霊の命があるのだから、心強くして、恐れることなく肉の 命を輝かせよう。精一杯生きていこう。

  神は、一人ひとりを生まれた時から永遠に覚え、祝福している。これを信じ て、喜びをもって新しい年を歩みだそう。1日1日を大切にし、輝かせよう。

  小学生6年の運動会で、リレー競争をした。私は、1周遅れのランナーにな ってしまい、誰も走らないトラックを一人で走った。恥ずかしかったが、客席 から拍手が沸いた。投げやりにならず、一生懸命に走るから拍手してくれた。 早くなくてもいい、かっこ悪くてもいい。しっかりやることの尊さを知った。 今ここにいること、生きていること、無駄にしないようにしたい。

  フィリピ書3章13-14節「なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、 前のものに全身を向けつつ、神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与 えになる賞を得るために、目標を目指してひたすら走ることです。

   
 愛隣こども園
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