神の国は近づいた

2021年1月24日


マルコ1:14*20
14 ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、15 「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい《と言われた。

16 イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。17 イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう《と言われた。18 二人はすぐに網を捨てて従った。
19 また、少し進んで、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、20 すぐに彼らをお呼びになった。この二人も父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスの後について行った。

先週、アメリカでは新しい人が大統領になりました。ジョー・バイデン氏は国の指導者としての働きを始めます。このことがニューズによくありますので、今日の福音書の日課を理解するために役に立つだろうと思います。

イエス様も御自分の公の宣教の働きを始めます。就任式は洗礼を受けた時です。宣誓式(せんせいしき)は荒れ野にいる時でこのように言われた時です。「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ《(マタイ4:10)。ジョー・バイデン氏は自分の内閣を選びました。イエス様は自分の最初の4人の弟子達を選びました。

就任式の時ジョー・バイデン氏はスピーチをしました。アメリカの為に自分の希望について話しました。アメリカ国民が独立宣言と憲法の理想に忠実に生きるように呼びかけました。チェンジへの為に呼びかけをしました。聖書の中でご自分の宣教の働きの初めで、イエス様もスピーチをしました。言われました、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい《と。 バイデン氏はチェンジの為に呼びかけました。イエス様もチェンジの為に呼びかけました。聖書の[チェンジ]と言う言葉は[悔い改め]です。神様の国の中でのやり方は昔のやり方と違います。  これは、国の偉い人々の指導のやり方だけではなくて、心のチェンジがあるので、人々の生きかたも変わって来ます。人々は福音の理想に従って生きるのです。それでイエス様は言われました、「悔い改めて福音を信じなさい《と。

福音を信じる事とは、自分の人生の中で福音を生かし働かす事です。何かを信じると、私達はその理想によって生きるのです。例えば、ある橋が十分丈夫であると思いましたら、それを渡るでしょう。子供はお父さんが自分をキャッチすると思いましたら、高い所からその腕の中に飛び込むでしょう。信仰はそのようなものです。法律の力を信じましたら法律を守ります。テレビのC.M.を信じましたら、その商品を買います。自由主義を信じましたら、自分が自由に生きるし、他の人も自由に生きるように助けます。福音を信じましたら、その福音の力によって生きるのです。福音とは、神様の愛やイエス・キリストによる赦しについての良い知らせです。福音を信じましたら、その愛と赦しが自分の人生の一部になります。それが自分の生き方になります。人を愛し、人を赦します。福音は悔い改める事が出来る力です。

選挙の時、ジョー・バイデン氏に反対の票を入れた人がいます。彼が大統領になったので嘆き悲しむ人がいます。自分達が大切にする事を失う可能性があるので恐れます。チェンジについての話しがあるので、ある物を変えたくありません。命の尊さ、家族の尊さなどです。アメリカの国は神の国ではありません。ですから、アメリカの為にも祈らなければなりません。同じように日本も神の国ではありませんので、日本の為にも祈らなければなりません。

イエス様に反対する人もいました。自分達が大切にする事を失う可能性があるので恐れました。自分達がイスラエルの国の支配を失うと思いました。しかしイスラエルの国と神様の国は違います。神様の国はイスラエルより大きいです。神様の本当の支配圏は全世界です。イエス様は言われました、「神の国は近づいた《と。「近い《と言ったら、まだ着いていない事です。そうでしたら神様の国はどのものかなと、私たちに考えさせます。と言うのは天地創造の時から、神様はこの世界を支配していないのでしょうか。神様がその後にいなくなったのでしょうか。しかし実は、人々が神様の支配を自分達の人生の中に受け入れたくなかったからでしょう。人々は自分の創造主を否定しました。この世界の本当の王様を否定して、自分が作った遇像を礼拝して従っているからでしょう。金属や石で出来た遇像があります。お金や権力や遊びの遇像があります。魅力的な人がいます。その人は自分を信じる人たちを支配します。遇像のように、ある人々がその魅力のある人に信じて従います。又、自分自身を遇像にする事があります。自分が宇宙の中心的な点であると思います。すべてを自分の好きなようにして欲しいと思います。このすべての遇像や国には、実は、一つだけの王様がいます。即ち悪魔です。サタンの国が「地獄《と呼ばれます。

それでイエス様は天国、即ち、神の国について述べ伝えに来られました。イエス様の国がこの地上のほかの国と違います。この世の国には法律と警察と軍隊があります。それは、その国を守る秩序の為です。イスラエルの国には十戒やモーセの律法がありました。イエス様はチェンジを約束しました。チェンジとは悔い改めです。悔い改めとは、古い悪い自分から新しい良い自分にと変わる事です。しかし古い律法の支配の中では、このチェンジが出来ません。十戒は何をするべきかと教えますが、それをする力を与えません。福音は違います。福音は私達が何をするべきかと言わないで、むしろ神様が私達の為に何をなさったか、今も何をしておられるかを教えます。ですから福音は私たちが自分の人生を変えるための神様の力です。

「神の国は近づいた《とイエス様は言われました。その国がついに来たのは、いばらの冠をかぶってイエス様が王様として十字架の王座で支配した時です。悪魔の力に勝利しました。私達の罪を赦して下さって、私達を神の国のメンバーとして下さいました。

主の祈りの中でこのように祈ります、「み国を来たらせたまえ。《祈るのは、イエス様が今私達の心と人生の王様になるように。又、教会が全世界に救いの福音を述べ伝える事が出来るように祈ります。そのようにして、世界中の人々の心と人生の中にイエス様の国が来ます。私達の沖縄ルーテル教会をも祝福して、私達の教会をも指導するように祈ります。今もまた永遠に続く神の国を待ち望みます。

悔い改めて福音を信じる事はこれです。即ち、偽りの遇像と偽りの指導者に従う罪からチェンジして、福音の愛、希望、赦し、と平和によって生きる事です。なぜならば、「時は満ち、神の国は近づいた《からです。

アーメン。

マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会


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