ドラゴンとの闘い

2024年1月1日、元旦


ハッピーニューイアー。AD主の年2024年、令和6年、辰年(たつどし)。

中国では、たつが幸福をもって来ると聞きました。Walt Disney は、ドラゴンについて、10本ぐらいのアニメを作りました。もっとも新しいものとは、“Raya and the Last Dragon (2021)”です。(ところで、アンテ中曽根はそのアニメのレイアウトのデザインをしました。)その話では、シスと言うドラゴンは、自分のマジック・パワーで、ラヤを助けて悪の敵を征朊しました。

しかし、ヨロッパの話の中では、ドラゴンはいつも悪いです。口から火が出るモンスターです。山の洞穴に住んで、出て、村を攻撃(kougeki)アタックして、村の人間を食べます。一つの古い話には、3世紀のナイト、聖ジョルジがそのドラゴンを殺して、お姫様を救い出します。

聖書の中には、ドラゴンはいつも悪いです。旧約聖書の中には、古い聖書の翻訳が「ドラゴン《や「たつ《と言う言葉がありますが、新しい聖書の翻訳は、「蛇、ワニ、怪獣、海の怪獣(kaijuu)《です。新約聖書には、ギリシャ語の実の言葉はドラゴン(δράκων)です。この言葉は、黙示録だけにつかわれています。

例えば、黙示録12:3, 「また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、火のように赤い大きな竜(りゅう)である。これには七つの頭と十本の角(つの)があって、その頭に七つの冠(かんむり)をかぶっていた。竜の尾(お)は、天の星の三分の一を掃き寄(はきよ)せて、地上に投げつけた。《

黙示録12:7-9, 「さて、天で戦いが起こった。ミカエルとその使いたちが、竜(りゅう)に戦いを挑(いど)んだのである。竜とその使いたちも応戦(おうせん)したが、勝(か)てなかった。そして、もはや天には彼らの居場所(いばしょ)がなくなった。この巨大(きょだい)な竜、年(とし)を経た(へた)蛇(へび)、悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑(まど)わす者は、投げ落(なげお)とされた。地上に投げ落とされたのである。その使いたちも、もろともに投げ落とされた。《

黙示録20:1-3, 「わたしはまた、一人の天使が、底(そこ)なしの淵(ふち)の鍵(かざ)と大きな鎖(くさり)とを手にして、天から降(くだ)って来るのを見た。この天使は、悪魔でもサタンでもある、年を経たあの蛇、つまり竜を取り押(お)さえ、千年の間縛(しば)っておき、底なしの淵に投げ入れ、鍵をかけ、その上に封印(ふういん)を施(ほどこ)して、千年が終わるまで、もうそれ以上、諸国の民を惑わさないようにした。その後で、竜はしばらくの間、解放(かいほう)されるはずである。《

それで、聖書ではドラゴンとは悪魔です。エデンの園の蛇です。サタンです。人間より強いです。天使マイケルの助けが必要です。悪魔の力を征朊する十字架上で死ぬイエス様が必要です。

では、2024年、辰年はどうなるでしょうか。ドラゴンは本当の物ではありません。聖書の中でも、悪のシンボルです。でも、今年に私達を攻撃する他のモンスターがあります。病気、痛み、借金、喧嘩、事故など等。ですから主の祈りで「悪より救い出したまえ《と祈ります。誘惑があるので、悪や他の問題に導くでしょう。又、罪があります。他の人に対する罪や自分に対する他の人の罪もあります。罪を乗り越える方法は一つしかありません、即ち、赦しです。それで、主の祈りの中には、神様が自分を赦すように祈って、私達が他の人をも赦す事が出来るように祈ります。イエス様は7の70倊に赦しなさいと言われました。しかし、それより多くの赦しの力が必要でしょう。

黙示録の中には、多くの恐ろしいモンスターと怪物とドラゴンと災いがあります。又、4頭の馬とそれに乗っている天使、7つの封印(ふういん)seal などです。その全部が我々人間より強いです。それで、最後の時、私達は何も出来ないので、何もしません。私達の為に戦うのは神様です。私達を守って救い出します。子羊の流された血によって救われています。十字架上で死んで下さいましたので、赦しと救いと悪魔の力からの守りがあります。

この新しい年、それを覚えましょう。何が起こっても、神様が私達と共にいます。天使が私達を守ります。福音は勇気を与えます。神の愛は平和を与えます。

それで、キリストの平和と愛が満たされたハッピーニューイヤーを楽しみにしています。その同じ平和と愛が、今年も、いつも、あなたにありますように祈ります。

アーメン。

マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会


説教のリスト

Michael Nearhood, Pastor
Okinawa Lutheran Church


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