キリストのミッション、私達のミッション

2018年2月4日

マルコ1:29ー39

1:29 すぐに、一行は会堂を出て、シモンとアンデレの家に行った。ヤコブとヨハネも一緒であった。1:30 シモンのしゅうとめが熱を出して寝ていたので、人々は早速、彼女のことをイエスに話した。1:31 イエスがそばに行き、手を取って起こされると、熱は去り、彼女は一同をもてなした。

1:32 夕方になって日が沈むと、人々は、病人や悪霊に取りつかれた者を皆、イエスのもとに連れて来た。1:33 町中の人が、戸口に集まった。1:34 イエスは、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやし、また、多くの悪霊を追い出して、悪霊にものを言うことをお許しにならなかった。悪霊はイエスを知っていたからである。

1:35 朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた。1:36 シモンとその仲間はイエスの後を追い、1:37 見つけると、「みんなが捜しています《と言った。

1:38 イエスは言われた。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する。そのためにわたしは出て来たのである。《1:39 そして、ガリラヤ中の会堂に行き、宣教し、悪霊を追い出された。

今日は沖縄ルーテル教会の会員総会です。今年、教会として、どのように働こうかを話します。私達はキリスト教会であるので、キリストと同じように与えられたミッションをするべきでしょう。それで、イエスキリストがどのように御自分の宣教の働きをなさったかを見ましょう。

今日の福音書の中で、ヒントを探しましょう。まず、イエス様はユダヤ人の会堂、教会のようなシナゴグという所に行きました。シナゴグは、礼拝と祈りと聖書を学ぶ所でした。ですから、今年、私達も、この教会が祈りと礼拝と聖書の学びの場所とします。聖書の学びの機会を増やして欲しいと思いますし、できるだけ良い説教をしようと思います。そのために、私の為に祈ってください!

会堂を出て、イエス様はシモンとアンデレの家に行きました。交わりの時です。交わり会は楽しい時ですが、その時、私達はクリスチャン同士、クリスチャンとして生きる事を、お互いに励まします。交わりはどんなに大切かと言いますと、ルーテル教会の中では、このことわざがあります、「洗礼と聖餐式の後に、ルーテル教会の3つ目の聖礼典はコーヒーだ《と。何故ならば、コーヒーを飲みながら、私達はお互いの愛について語るからです。

今度、イエス様はシモン・ペテロのしゅうとめを癒ししました。私達はいつも愛する人々の為に、健康と癒しがあるように祈ります、そして、この福音のストリーから分かるのは、イエス様には、人を癒す力がある事です、ですから、自信と希望を持って祈ります。ペテロの姑を癒して、「彼女は一同をもてなした《のです。マルコの福音書の中では、イエス様が誰かを直すと、その人がすぐに完全に元気になったという証拠があります。例えば、中風の人は自分の床をかついで家に帰ります、見る事が出来なかった人は見えます、ペテロの妻の母は、食事を作る事が出来るほど元気になりました。又、彼女の信仰の応答もあります。癒されていたので、その感謝を現して、イエス様をもてなしました。私達の場合もそうでしょう。私達も、イエス様によって癒されました。私達の重い罪が赦されました。喜びを持って、イエス様に仕えたいと思います。イエス様に仕える方法の一つは、イエス様がなさった事と同じ事をする事です。イエス様がその女の人を癒したように、私達も人々の癒しや痛みと苦しみからの解放の為に働きます。彼女を癒した時、イエス様は何かの報酬を欲しくなかったように、私達も、世界の苦しみを助ける為に寄付などをする時、報酬を求めません。この教会の働きの一部は、災害の時や飢饉の時に援助活動に寄付する事です。ですから、今年も、フリー・マーケットや献金箱などを続けます。

町の人々は、イエス様がペテロの姑[しゅうとめ]を癒して下さった事を聞きましたので、人々は、病人や悪霊に取りつかれた者を皆、イエスのもとに連れて来ました。そして、イエス様は彼らを癒して下さいました。又、このように書かれています、「また、多くの悪霊を追い出して、悪霊にものを言う事をお許しにならなかった。悪霊はイエスを知っていたからである《と。この点では、私達の宣教の方法はイエス様のと違います。私達は、私達の愛の源を知らせたいと思います。人々がイエス様がどなたであるか分かって欲しいと思います。

次の「朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた《のです。私達は、教会全体として祈る時があれば、自分独りで祈る時もあります。今年、皆さんは、プライベト・デボーションを毎日すれば良いと思います。静かな時を利用して、聖書を読んだり、聖書日課を読んだり、又、ナルニア国物語のような小説などを読んだりすれば良いと思います。車を運転する時や、犬を散歩する時や、自分の髪の毛を整える時のよう時、独りでいますので、祈りにふさわしくて素晴らしい時です。

最後に、今日の福音書に、イエス様は言われます。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、私は宣教する。そのために私は出て来たのである《と。これは、私達のミッションでもあります。その為に私達はここに出て来ます。私達のミッションとは、イエス・キリストについての良い知らせを宣べ伝える事です。まず、教会で、そして、家族で、親戚で、町で、世界中でします。自分自身は遠く行かなくても、宣教師などを支えます。このようにして、イエス様の愛と赦しの福音が宣べ伝えられています。その愛とは、私達の罪を赦す為に、又、神の恵みを私達に与える為に、イエス様は十字架上で死んで下さった事です。この福音は癒しのようです、悪霊を追い出す事のようです。

今年の教会のミッションとは、キリストのようになる事です。キリストの教会になる事です。イエス様の死と復活の福音を宣べ伝えたり、その福音を生かしたりする事です。その赦しと平和の内に、私達は毎日の人生を活きます。この福音は、私達を導いて下さいます、教会全体にも、私達の個人の働きと遊びにもです。私達がキリストのように活きる事が出来るのは、恵みと愛を持ってキリストが私達に来られるからです。

アーメン。

マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会


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