なぜ羊飼いか?イエス様が神の子羊であるからです

クリスマス・イブ、2016年


メーリクリスマス!キリストがお生まれになって、おめでとうございます!

イエス様の誕生・降誕の話はとっても面白いです。田舎のベツレヘムの町で、 その地方で羊飼い達が野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていたのです。 勿論、一番大切なのは、イエス様の誕生ですが、羊飼い達には、この話の中で大きな役割があります。どうしてそんなに大切でしょうか。私の考えを教えましょう。

羊飼いの仕事とは、羊の世話をする事です。子羊が生まれる時から、羊を市場に送るまでに、羊飼いは、羊を緑の牧場に導いて、毛を刈って、狼や泥棒から群れを守ります。羊には守りが必要です、愛と責任の仕事です。

クリスマスには、神様の子羊がお生まれになりました。キリストはまだ赤ちゃんだったので、愛と守りが必要でした。マリアとヨセフは、まるで、この子羊の羊飼いのようでした。

洗礼を受けた時、バプテスマのヨハネはイエス様を見て言いました、「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ」(ヨハネ 1:29)。イエス様は十字架上で、私達の罪を赦す為に、神様の犠牲の子羊になります。

また、イエス様は御自分の事について話して言われました、「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる」(ヨハネ10:11)。信仰によって分かるのは、イエス様が私達の良い羊飼いで、私達は彼の羊と子羊である事です。彼が私達の世話をします、生まれから死と復活までです。私達には何が必要か分かります。私達の周りにある危険も分かります。狼のようなものが本当にいます。人生の緑の牧場と憩いの水場がありますが、死の影の谷もあります。しかし、イエス様が私達と共にいますので「神は我々と共におられる」という意味である「インマヌエル」と呼ばれています。狼や泥棒のようなものは、私達のそんげんをうばい取ります、私達の安全を奪い取り、イエス・キリストを信じる信仰をも奪い取ろうと思います。しかし、イエス様は私達を守って下さる良い羊飼いです。

しかし、今日はクリスマスで、イエス様はまだ小さな子羊です。飼い葉桶に寝かされていますが、その草を食べません。彼は私達に食べさせます。今日、話の羊飼い達のように、私達は彼を見る為にと拝む為に来ました。この子羊は私達に希望と平和を与えます。彼は全能の神様であると分かりますが、赤ちゃんとして来られるので、私達にとって脅しではありません。それで、簡単に彼を自分の救い主として受け入れる事が出来ます。そして、イエス様が大人まで成長するように、私達の信仰と信頼も成長します。

しかし、今日、私達皆が子供や小羊のように来ます。「急ぎ行きて拝まずや」「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と。その羊飼い達のように、私達はイエス様を私達の群れに受け入れます、私達の家族や私達の人生の中です。そして、その羊飼い達のように、私達は見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美します。

アーメン。

マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会


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