クリスマスの天使#5:
クリスマスの天使は「栄光」と「平和」と歌う

クリスマス・イブ2015年


  ルカ2:13~14
13 すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。
14 「いと高きところには栄光、神にあれ、/地には平和、御心に適う人にあれ。」

メリークリスマス!クリスマスが“メリー”であるのは、天にいる神様には栄光があり、そして神様が喜んでいて、地上にいる人々に、平和を下さるからです。今晩、天使の歌の二つの言葉を見たいと思います:即ち、「栄光」と「平和」と言う言葉です。

栄光とは、素晴らしい事に対して、素晴らしい事が起こった時です。クリスマスに起こった素晴らしい事とは、神様の御子がこの地上に生まれた事です。それが素晴らしいのは、救いがあるからです。罪の赦しがあるからです。素晴らしいのは、私達皆がキリストによって、天の父なる神様の息子と娘として生まれ変わるからです。

子供が生まれる時、両親に「おめでとう・ございます」と普通に言います。それで、この聖書の箇所の良い翻訳はそれでしょう。即ち、「いと高きところには『おめでとう』、神にあれ、」と。又、別の言葉で言えます、「ハレルヤ、アーメン、ホサナ、賛美、ありがとう、喜び、万歳、イエ―。」神様の愛、恵み、と憐れみを表わす一番良い人間の言葉は何でしょうか。讃美歌を書く人、説教を話す人、クリスマス・カードをデザインする人達は皆、一所懸命に、天使の歌った「栄光」と言う言葉を意味深く表わすように頑張ります。神様の「栄光」が無限のことであるので、私達はそれを永遠に歌うでしょう!

しかし天使の歌の中で、本当に分かりにくい言葉とは「平和」です。この地上には平和がないみたいだからでしょう。天使が違う事を意味したのでしょうか。又、この平和が私達の心と思いだけにある平和で、人間の間や国と国の間の戦争と争いが終わる事を意味しない事でしょうか。又、将来の事への約束でしょうか。心から叫ぶ祈りだけでしょうか。クリスマスの平和が本当の物でしょうか。

誠の平和は神様から来ます。人間の歴史を見ると、人間は戦争と喧嘩を作りますが、平和を造る事が出来ません。人間はすべての病気や心配の癒しを見付けられません。平和は神様だけの働きです。

神様は地上に平和を下さったので、神様には栄光があると天使が述べ伝えます。そして、この平和が愛によって来ます。御自分の御子イエス・キリストをこの世に遣わすほど、私達を愛します。地上に平和をもたらす為に、このイエス様が生まれ、生涯を送って、死んで甦りました。この死と復活によって、赦しがあります。和解があります。和解とは、神様と人間の間に友情を造る事です。それで、神様との平和があります。

この神様との平和は、キリスト教のすべての愛、チャリティー、道徳、又社会的な交際の基本です。神様との平和があるので、勇気を持って、平和を造るようにします;仲間と共にある平和を始め、世界平和もそうです。世界平和の始まりは、私達の心の中から始まります。それはクリスマスの平和の始まりで、天使達が歌った素晴らしい平和と栄光に至ります。最後の栄光とは、イエス様がこの地上に戻って、完全な平和である天国に私達を連れていって下さる時です。私達のクリスマスの平和はその喜びと希望で満たされています。

本当の平和は神様に賛美と栄光をきせる人々の心にあります。今晩、子供のキリストが私達の心の中に生まれた事を神様に感謝します。それで、天使達と共に、「いと高きところには栄光、神にあれ、」と賛美します。

アーメン。

どうか、イエス・キリストの栄光の福音があなたがたに平和と喜びを与えますように。アーメン。

マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会


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