クリスマスの天使#4――
羊飼い達に福音が伝えられる

2015年12月20日、待降節第4主日C

今日、羊飼い達にキリストの誕生を伝えた天使のメッセジーを見ましょう。ルカ2:8-12.

2:8 その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。 2:9 すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。2:10 天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。2:11 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。2:12 あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」

イエス様が、メシア、ダビデ王の子孫であるので、彼の降誕がエルサレムの宮殿に伝わるはずと思うでしょう。しかし先ず、羊飼い達に伝えられました。そして、これもふさわいのは、ダビデも王になる前に羊飼いでした。それで、イエス様はその羊飼い達の仲間で、神様の群れを守る方です。そして、クリスマスのメッセージとは、イエス様は私達の仲間でもある事です。私達が羊飼いか羊でしでも、指導者か僕でしでも、老人か若者でしても:イエス様は私達の所に来られて、私達の仲間になった事です。ですから、福音で、良い知らせです、即ち、救いが私達に来たからです。

しかし、天使が現れた時、羊飼い達は非常に恐れました。命が危ないほど恐れました。主の栄光が周りを照らしたので、身を隠す所がありませんでした。それで天使が言いました、「恐れるな。」彼らの恐れを取る事が出来るのは何でしょうか。その心配を静めるのは何でしょうか。私達が恐れる時、逃げる場所が要ります。守りが必要です。安心させる、確信を与える事が必要です。助けて、救い出して下さる人が必要です。 そして、天使がそれを下さいました。救い主が来られました。これこそは「大きな喜びを告げる」メッセージです。

私が入っているコーラスのグループ、セラの会で、バッハのドイツ語のモティフを歌っています。その名前は、「Jesu meine Freude, イエスは我が喜び」です。セラの会の中で、「喜びは何ですか」と話し合いました。喜びは幸せやハッピーや幸運と違います。クリスマスの歌の一つですが、「もろびとこぞりて」は、英語で「Joy to the World」即ち、「世界に喜びがあれ」と歌います。喜びがあれば、祝うべき、私達の嬉しさを表現しなければならない事です。喜びがあれば、歌と叫びや踊りや拍手やお祝いや興奮もあります。喜びは幸せと違うので、不幸の時も、悲しみや災いの時でさえも、喜びが存在する事が出来ます。何故ならば、クリスマスの喜びは私達の気持ちや感情に基づいていないからです。神様の確かな御言葉に基づいているからです。

天使はその福音の御言葉を述べ伝えました。「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」救い主は「あなたがた」の為にお生まれになりました。「あなたがたの為」であるので、この子供は、「彼らの」子供です。この子は、彼らと同じように羊飼いであり、彼らの町、ベツレヘムで生まれました。イエス様は彼らの兄弟のように、彼らの家族の者として生まれたようです。これはクリスマスのメッセージです。私達皆が父なる神様の息子と娘です。そして、キリストによって、私達の家族には、新しい兄弟がいる事です。私達にとって大切な赤ちゃんです。神の子がお生まれになりました:おめでとうございます、“Joy to the World!”

この生まれたばかり兄弟はとっても特別です。彼は「主メシアである」からです。「メシア」と言う言葉はヘブライ語で、新約聖書のギリシャ語では「キリスト」です。そして、直訳で、日本語では、「油注がれた方」と言う意味です。しかし、私達の現代の社会には、それは意味のない表現のようですが、私達は「主」と言う言葉が分かります。「主」とは「ボス」です。権利や権力を持っている人で、指導者で、私達の救い主になる可能性がある人です。ですから、私達はこの子供をそんけいします。救いを待ち望みます。希望と期待と喜びがあります。

次に、天使がこのように言いました、「あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」飼い葉桶とは、羊や牛が餌を食べる所です。羊飼い達はこれを理解します。イエス様が彼らの家に生まれたようです、自分達の馬小屋の中で生まれたようです。同じように、イエス様が私達の家の中で、私達の心の中で生まれます。それはイエス様のお家です、私達と一緒です。イエス様は私達の子供です:私達の為にお生まれになりました。

この子供はダビデ王のように、羊飼いであり、主です。しかし同時に、神の子羊です。バプテスマのヨハネは天国の御使い・エンジェルではありませんでしたが、この地上の神様の使い、預言者で、神様の良い知らせの福音を述べ伝えました。イエス様が洗礼を受ける為に来られた時、ヨハネは「見よ、神の子羊だ」と言いました、ヨハネ1:36.これこそはメシア・キリスト・主である救い主の働きです。即ち、イエス様は、御自分の上に世の罪を取る為に生まれました。そして、犠牲の子羊として、私達の罪を赦す為に、十字架の祭壇の上に死ぬ事でした。これは救い主の働きです。このメッセージこそは、私達に「大きな喜び」を与えます。

クリスマスの夜の時、天使は羊飼い達に、イエス様のいる所を教えました。しかし、イースターの朝の時、天使は女の人達に、イエス様のいない所を教えました。「あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。」このメッセージもは、私達に「大きな喜び」を与えます。

天使が羊飼い達に伝えた言葉は、福音のメッセージの要約です。

「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。2:11 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。2:12 あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」

「福音」とは、「良い知らせ」です。このメッセージこそは、羊飼いにも私達にも「大きな喜び」を与えます。

アーメン。

マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会


説教のリスト